アン・ポン・タァーーーーーーン!!!!!!!

 

  お股せんべい!!!!!!!武頼庵メイコだす。

 

 

 

1998年のザ・スマッシング・パンプキンズ(以下、スマパンと略す)の『ADORE』だす。

 

↑Original LP Jacket & Colector's Box↓

 

   Original CD Jacket

 

 

1995年の前作 『メランコリー~そして終わりのない悲しみ』が、

2枚組の大作にも関わらず全米を制覇だす。

この頃のスマパンは、

ビリー・コーガン(ヴォーカル、ギター)、ジェームス・イハ(ギター、コーラス)、

ダーシー・レッキー(ベース、コーラス)、ジミー・チェンバリン(ドラム)の4人だす。

 

大ヒット映画シリーズ『BATMAN AND ROBIN』の主題歌も手掛け、

ノリに乗ってリリースした問題作がこのアルバム『ADORE』だす。

轟音グランジとポップなメロディが売りだったバンドだが、

ドラムのジミーがヘロインで逮捕、バンドを解雇されるという緊急事態に見舞われるだす。

3人での制作を余儀なくされ、その影響か、轟音グランジは殆ど聴かれない、だす。

打ち込みやループで作られたヘッド・ミュージックなサウンドに、

わたしゃ、非常に魅了されたが、全米は、盛り上がりたかったのだろう、

全米2位にはなったものの、商業的には前作には全く及ばずの失敗作で、

シングルはTOP40にも入らず、不発だった、だす。

個人的には、ピンク・フロイドのようなポップで、

メロディ重視のプログレ・サウンドが素晴らしいと思うのだが、

それならピンク・フロイドで充分、スマパンがやる必要がない、と、

思った音楽ファンが多かったのかも知れない、だす。

 

  アルバム『メランコリー~そして終わりのない悲しみ』

 

シングル『The End Is The Beginning Is The End』

 

 

更には衣装を含めた、ゴシック調の黒で固めたモノ・トーンのイメージは、

崇高でながらファッショナブル、

Tシャツでジーンズだった庶民的なヤツらがいきなり別世界に行ってしまったのだから、

ファンは置いてけぼりにされた感覚だったのだろう、だす。

 

だから、わたしゃ、のような、それほど彼らに精通していない音楽ファンには、

このサウンドとメロディ、そしてゴシックなヴィジュアルは、

非常に美しく感じてしまいますね、だす。

 

シングルには、リミックスやアルバム未収録曲が入っていたりして、

これも聴き応え充分な出来である、だす。

そうそう、ピアノを含むキーボードがいい音しているね、だす。

ライヴでは、デヴィッド・ボウイの全盛期を支えたキーボーディストのマイク・ガーソンを、

起用したりして、いいところに前作で儲かったお金を使っている、と思うだす。

 

まぁ、そんな高級嗜好、上から目線もファンの不評を買ったのかも、だす。

プログレは、みんな、上からだもんな、だす(笑)。

 

 

ゴシックなイメージ、黒装束。売れないと寂しいショットに見えてしまう(泣)。

 

 

アルバムは「To Sheila」からアコースティックに静寂にスタート、だす。

この辺も肩透かし感があったのでしょう、だす。

盛り上がりもなく、淡々と進んで、起伏もなく終わってしまいますが、

虫の音等の現実音が素敵な雰囲気を醸し出している、と、わたしゃ、は思うのです、だす。

 

続く1stシングルの「Ava Adore」は重厚なギター・サウンドが聴きどころですが、

グランジの轟音という感じではなく、計算されたアレンジなのが、伺えます、だす。

正しくプログレだな、これは、だす。

 

全体的にメロディがゴシック調なので暗い感じなのも嫌いな人には引っ掛るのかも、だす。

 

ドラムが抜けた事により、手数の少ないシンプルでスッキリしたリズムで、

荒々しさは皆無だす。

スタジオ盤では全くドライヴしないベース・ラインであるだす。

ライヴでは、圧力のある強力なグルーヴを作り出していたのだけど、だす。

その後、ダーシーが脱退してしまうのも、その辺に不満があったのかも?だす。

 

3曲目は2ndシングルの「Perfect」だす。

キャッチーこの上ないミディアム・テンポのポップ・ナンバーだす。

前作のポップなメロディ路線の1曲と言えるが、

この曲以降は、ダークな世界に落ちていくだす。

 

ここまでが、グランジでポップなメロディ路線のスマパンの感じが、

ちょっとだけ残っているかな、だす。

 

続く「Daphne Descends」からはダークな世界が展開される、だす。

「Once Upon A Time」はアコースティックで若干、明るいものの、

「Tear」は重く、「Crestfallen」は滅茶苦茶暗い曲だす。

メロディの起伏も少なく、ドラムはループか、打ち込みか?、だす。

更にヘッド・ミュージックなノリは、加速し、グルーヴ感に欠けた音は淡々と進むだす。

この雰囲気重視な部分が好きか嫌いかで、この盤の評価が分かれるだろう、だす。

3枚目のシングルになったのは、意外であった、だす。

予想通り、全くヒットしなかっただす。

 

「Tear」や「For Martha」といった大作嗜好の中で、

数曲、可愛らしい小曲が含まれていて、これが中々いい、だす。

「Pug」や「The Tale Of Dusty And Pistle Pete」、「Annie Dog」がそれだす。

ピアノやキーボードがホントにいい味出していて、

この後の大作「Behold! The Nightmare」や「For Martha」を、

劇的に聴かせる前振りになっているだす。

 

曲の並びに神経を非常に使っているのが、わたしゃ、好みで、

これが起承転結になっていて、

売れた前作より、70年代的なアルバムの体裁がきちんとなされている、だす。

前作はシングル・ヒットが可能な曲を中心にアイデアを押し込めた感が強く、

バラエティだが、流れ的には散漫な印象を受けるだす。

そこへいくとこのアルバム『ADORE』は前半はポップな曲、中盤はテクノや小曲、

後半は大作、といった流れがスムーズで、それが聴き応えに繋がっていると思うだす。

 

まぁ、逆に轟音でノリたいファンにはじれったいのだろう、だす。(笑)。

 

ゴシックで芸術的にキメたハズが、なんか笑えてしまうユニークさもアルバムを象徴している。

 

 

2014年にはボックス・セットがリリースされ、これが、6CD+1DVDというヴォリュームだす。

CDはリマスター・アルバムに加えて、モノ・ヴァージョンのアルバムに、

デモ音源や別ヴァージョン、カヴァー曲のライヴを収録曲。

このアルバムが好きな人には堪らないところだす。

トドメはDVDだ。アルバムのプロモーション・ライヴで、

1998年8月4日のジョージア州アトランタのFOX シアターである、だす。

ヘッド・ミュージック的なサウンドを生で豪快に聴かせます、だす。

前述のマイク・ガーソンのピアノが素晴らしい音色と劇的な緊張感を与えてくれるだす。

それと、黒装束な衣装に身を包んだ視覚面も、

重厚なゴシック雰囲気を存分に楽しめるところも良いだす。

 

ブートレグではサウンドボード音源で他の曲も聴ける、だす。

多分、各国でラジオ放送されたのだろう、だす。

「Apple + Oranjes」以外はライヴで演奏された、という事実は、

彼等のこのアルバムに対する意気込みと愛情が感じられるだす。

それだけに、この路線が続かなかったのが惜しい、だす。

ヒットしてれば、もっと違った音楽展開があったろうに、だす。

 

だからこそ、この‶裏切りの街角迷盤"に選ばれているんだけど、だす(笑)。

 

こんなに推奨した僕であるが、

1998年6月23日に日本武道館で行われた、

唯一のこのアルバムのプロモーション公演を見逃してしまった、だす。

というか、まだこのアルバムの存在すら知らず、聴いていなかったのである、だす(笑)。

のめり込んだのは、来日の後だったのだ!だす。

運良く、姉が見ていたのだが、

アンコールでチープ・トリックの「甘い罠」を演奏したとの事だす。

あぁ、残念である、だす。

6月24日には日本工学院八王子専門学校駐車場でゲリラ・ライヴも行った、だす。

この音源はサウンドボード収録されたブートレグが存在する、だす。

今のように情報がネットで伝わる様な時代ではなかったので、

全て事後報告になってしまう、だす。

重ね重ね、残念であった、だす。

 

 

 

バンドは、急ぎ過ぎたのかもしれない、だす。

溢れ出るアイデアを形にしたかったんだろう、だす。

だが、ゴリ押しの制作だったのか、ひと通りのライヴ活動終了後、

ドラマーのジミーが復帰し、

アルバム『MACHINE GOD/The Machines Of God』を制作するも、

ベースのダーシーの脱退を招いてしまう、だす。

元の轟音グランジのスマパンに戻ったにもかかわらず...だす。

 

  アルバム『MACHINA/THE MACHINES OF GOD』

 

ライヴはベースに元ホールのメリッサ・オフ・ダ・マーを迎えて再始動だす。

ダーシーのいない、轟音グランジのサウンドに、

わたしゃ、の興味は無くなってしまった、だす。

とりあえず、この新生スマパンのライヴを日本武道館で観たのだが、

それなりには楽しめたものの、音楽的感動と言うところまではいかなかった、だす。

アルバム『ADORE』からの曲も少なかったのも、一因だと思う、だす。

 

 

 

スマパンの熱心なファンではないので、それ以降の活動を追ってはいない、だす。

でも、アルバム『ADORE』の熱心なファンであると豪語したい、だす。

だからこそ、ボックス・セットは真っ先に購入に走ったのであり、

今でも、愛聴している1枚である、だす。

 

 

因みに似たような盤に、スーパートランプの『BREAKFAST IN AMERICA』や、

ブルー・オイスター・カルトの『呪われた炎』、

ダイアー・ストレイツの『BROTHERS IN ARMS』がある、だす

どれも名盤だけど、これ以外はあまり面白くないバンドである、だす(笑)。

ベスト盤を買うより、ベストなアルバム、だす。

これを買ったほうがお得だね(笑)、といったところ、失礼!!、だす。

 

個人的な意見なのでヨ・ロ・シ・ク !!だす。

 

 

  では、ごきげん羊羹♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしゃ、は

 

 

 

 

 

 

 

ドラムが抜けて3人体制に。

 

 

 

怖そうだけど、なんか笑えちゃうフォト。暗黒のてるてる坊主です(笑)。

 

 

 

  

 

 

モノクロな素敵なお姉さんフォト発見。スマパンとは全く関係ないけど、ヒップがキュートです♡