最近、情報漏洩のニュースが多いですね。

僕の勤務先でも、それを防ぐべく、より管理体制を強化するべきではないかって話が持ち上がりました。

で、僕の上司の案は、より厳重なチェック体制を敷こうというものでしたけど、あまりに厳重すぎて、これでは営業現場が回らないだろうと僕は思いました。

『現場が回るわけないだろ!』

無理なルールを何も分からず押し付けようとする上司に、僕は怒りを覚えた。

で、「現場の意見を聞いてみるべきです。」云々の、感情的な気持ちのまま上司にメールした。


そして分かった。

怒りを誰かに表現するときっていうのは、自分でそれに向き合えないときなんだな…。

別に怒りが悪いわけではないんだろう…そういうエネルギーに「怒り」と名付けたわけですが、感情が悪いわけではない…推進力になったりもしますね、怒りは(だけどホント、なんで感情ってあるんだろ?)。

怒りが湧いてきたのは、僕が何らかの固定観念(今回でいえば、「勝手なルールの押しつけはいけない!」)を持っていたから。

で、怒りが湧いてきたら、それを感じるだけ感じてしまえばおさまり、後は冷静に対処すればいい。

今回も、湧いてきた怒りを感じきり、その後で「営業現場の意見も聞いてみては?」と普通にメールすれば済むのだから。


で、実際のところ、僕から感情的な?メールを見た上司。

「そうだな、調べるか。」

と、あっさり案を撤回。
現場がどうかを知らないだけで、自分の意見に固執していなかった。

僕は、怒る必要なんて、全くなかったのだ。