ライトノベル界の大型新人ついに講談社BOX-Airに登場!! | とあるワナビーのライトノベル作家になるための追憶

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浅倉秋成新作

ここ何年かのライトノベル新人賞受賞者の中で頭ひとつ抜けていると断言できる作者。処女作『ノワール・レヴナント』は序盤こそスロースターターだったが、クライマックスでは見事と言える伏線回収と盛り上がりを見せた。第二作目『フラッガーの方程式』では同じ作者の作品なのかと疑いたくなるほど作風を変えてきた。とにかくギャグのセンスが素晴らしかった。読んでいて何度も噴き出してしまった。序盤はギャグで盛り上げていて、最終部分ではこれまた見事で怒濤の伏線回収が行われた。さりげない一言、さりげない一文が最終部分で次々とつなぎ合わされて見事な物語の終演を演出した。ここまで完成度の高い作品を出せる新人ライトノベル作家はここ数年では浅倉秋成を置いて他にいないだろう。そして長い時を経てついに第三作目が講談社BOX-Airに登場。
今度はどんな作風で読者を楽しませてくれるのか、そして最後にはどんな伏線回収に演出を見せてくれるのか、今から楽しみでしょうがない。