今年も、秋深まる北の大地で2歳牝馬の戦いが繰り広げられた。ホッカイドウ競馬の2歳戦最大のレースへの前哨戦の位置づけといわれるこのレースを制したのは?

2011年10月13日に門別競馬場で行われた、第14回エーデルワイス賞(Jpn3、ダ1200m)は、丸山騎手騎乗の1番人気シェアースマイル(牝2、美浦・栗田徹)が無傷の3連勝で重賞初制覇を果たした。半馬身差の2着に7番人気のシーキングブレーヴ(牝2、北海道・谷口常)、さらに半馬身差の3着に4番人気のロクイチスマイル(牝2、北海道・田中淳)が入った。

レースはフリスコベイ(牝2、美浦・和田道)が逃げる展開で進み、シェアースマイルは中団やや後方で外目の位置取り。勝負どころで徐々に進出し、4コーナーで4頭の大外に持ち出したシェアースマイルは、直線で逃げ込みを図るフリスコベイを捉えると、力強く抜け出し、後方から追い上げたシーキングブレーヴ、ロクイチスマイルらの追撃を振り切った。

シェアースマイルは父プリサイスエンド、母エフケーサクラ(父キンググローリアス)という血統。新馬、500万と連勝でこの舞台に臨み、3連勝でタイトル獲得となった。管理する栗田徹師は、中央・地方を通じて重賞初制覇。配当は馬連3020円、馬単4390円、3連複3820円、3連単2万140円。