時間:04:30頃~06:30頃 天気:曇 潮汐:中潮(満潮05:57-19:46)
気温:普通 風向:北より 風力:ほぼなし 波うねり:ベタ凪
1ヶ月ぶりの実戦は細々と練習してきた細川流の実戦デビューの日と決め、
かなり気合を入れて夜から北条海岸に向かったのですが、こんな有様
でした・・・
日の出前に行けるところはどこかないだろうかと迷ったのですが、帰巣本能に
導かれるように太東へ、なんとか日の出には間に合いました。
まあ、結果はどうしようもなかったんですけどね・・・
半人前サイズのしたびら1枚以外はイナっこもグーフーも入らない散々な有様で、
結局したびらさんにもお引取り頂いたので久しぶりの持ち帰りゼロでした。
気張ったときに限ってダメという、俺の人生を象徴するような苦々しい朝でした・・・。
肝心の細川流ですが、デビュー戦だと思えばまずまずの開きができていました。
丁寧に投げることを考えすぎて飛距離が出ずヘチに引っ掛けたり、振りの時に
地面をこすってしまうことが何度かあったので、その辺りを修正すればいけそうな感じです。
気負いと貧果の相乗で一気にやる気なし&おねむモードに入ったので、
とりあえず網を洗って干して車でしばしお休み。太東はトイレの水道ぐらいしか普通に真水が
取れない(漁港の建物周辺にはあるかもしれないけど一般人は入らないほうがよい)ので、
ちょっと不便だけど、全く無い一宮川とか片貝よりはマシかな。
「睡魔と闘いながら必死で運転する夢」を見て飛び起きたら車の中、
今のは夢か現実か・・・という、ちょっとアレなお目覚めの後、小腹がすいたので
10年位前からちょくちょく行ってるラーメン屋に寄ってから帰ることにしました。
そのアクセスの悪さ、数々の暗黙の掟、そしてそれらの不便さを吹き飛ばす
中毒性の高い味が、地元のおばちゃん連からラヲタラーメン愛好家の皆様までを惹き付ける、
竹岡式、勝浦タンタンに並ぶ千葉3大ご当地ラーメンの一つとも言われる超有名店なので
今更感たっぷりですが投網のネタが少ないので今日は前半は投網、後半はラーメンの
2部構成です。
題して、失敗しないアリランラーメンの食い方ガイド
①アリランラーメンとは
アリランラーメンとは、千葉県長生郡及び市原市で親族経営による3店舗(*1)で展開される
「八平」(市原は「味覚」)で提供されるラーメンのメニューである。<公式web
>
タマネギ、にんにく、ニラが入った肉野菜炒めを醤油ラーメンのスープで煮たものを
自家製麺と合わせ、ラー油で辛さを調整したラーメンである。
スープはおそらく業務用または竹岡式同様チャーシューの煮汁のお湯割りと思われ、
具材と一緒に煮込むことで独特の旨みを引き出しているものと想像されるが、
俺の定位置からは厨房が良く見えないので詳細は不明。
今回は、おそらく最も有名と思われる長南町の「おばあちゃんの店(*2)」での客としての
立ち回りを紹介したい。
②入店まで
アリランといえば風光明媚な里山の風景に囲まれた古民家で、小川のせせらぎを
聞きながら、時間が止まったようなのどかな雰囲気に包まれていただくラーメンなのだが、
入店までに2つの壁を越えなければならない。
一つは、カーナビのない環境ではたどり着くまでにもかなりの手間を要すること。
俺の場合最初は旧店(*3)からだったが、先輩の案内で自分が運転していったにも関わらず
2度目に一人で行ったときは完全に迷い、現在の店の場所を超え山内ダムで途方にくれた
ことを良く覚えている。また、移転後初めて行った時も小さな看板に気づかずダム方面に
曲がらず直進してしまい、30分ほどさまよってしまった。
二つ目は行列である。
平日はそうでもないが、土日はとにかく並ぶ、11時開店だが、30分くらい前から人が
集まりだし、12時から15時過ぎまで途切れない行列が続く。ハマってしまうと
30分越えもザラにあり、そして店内でもさらに待つことになるので、来店から配膳まで
1時間近くかかることもあるので覚悟が必要。(*4)
また、入店前の行列で必ず確認しなければいけないことは、自分の前に誰が並んでたか
よく覚えておくことである。(*5)この確認を怠るとオーダーに乱れが発生し、さらなる行列の
呼び水になってしまうのだ。
③入店後、着席まで
めでたく入店を果たした後も、客の任務は続く。
店内は古民家の土間に座敷席とテーブル席が並んでいるが、全てが相席である。
案内等は無いので各自空いた所に座ること。水、ジュース、ビール等は全てセルフサービス
になっているので、コップと一緒に店内の冷蔵庫から自分で取らなければいけない。
また、店内は禁煙では無いので、意地でも伏流煙を肺に入れたくない人はここで退場である。
④オーダー
注文は、おばあちゃんの「次の方何にする?」の一声から始まり、声がかかる前の
オーダーは全て無効である。初心者が最もつまづきやすいところなので注意すること。
また、声がかかった後、約6杯前後のロットで注文をかけるが、ここでの順番が、②で書いた
行列の順番に連動している。当然おばあちゃんは外の事情など知らないので、客同士
アイコンタクトで順番を確認しあって注文していかなければいけない。
また、メニューには醤油、味噌、アリラン(味噌アリランは封印(*6))の3系統の味があるが、
製法と設備の都合(*7)から1ロットで味噌と醤油の同時注文ができない。
つまり、ロットの先頭が味噌を注文した場合、醤油が食べたい人は次のロットまで待たなければ
ならないのだ。売れ行きは圧倒的に醤油なので、味噌を注文することは店内での待ち時間を
増やすことになるので、混雑時にはあまりおすすめはしない。
なお、個人的にはここのラーメンを構成する食材で最も美味いものはチャーシューだと
思うので、どれを食べるときでもチャーシュー増しを強く強くおすすめする。
ちなみに、お好みオーダーはアリランの辛さ調整のみである。(*8)
⑤配膳、退店
配膳は、おばあちゃんの孫の「アイちゃん」が行うが、店の真ん中で丼を持ってメニューを
言うだけなので、順番で手を挙げ、アイちゃんを呼ばなければいけない。
丼が自分の前に置かれるまで、同メニューの中で自分が何番目だったかを把握して
いなければならないのだ。
さて、丼がくれば、つかの間の自由時間だ。のんびり味わって食べよう、(*9)
外の行列など気にするな。都会の喧騒を捨て、日本の原風景と共に、素朴でありながら
パンチの効いた味を感じるのだ。(*10)
伝票などは無いので、会計は自己申告である。
自分が頼んだメニューとサイドメニューをアイちゃんに伝え、支払ったら
退店である。
お つ か れ さ ま で し た
(*1)以前、木更津にも出店していたが、1度訪れた際は臨休。再訪していないので
その後は不明だが公式には載っていないので閉店したと思われる。
また、さらに以前には茂原駅周辺にもあったようだが詳細は不明
(*2)よく勘違いされるが、おばあちゃんが元祖ではない。息子さん(長柄の八平)が考案した
レシピをおばあちゃんが自宅で作っていたのが、今の長南の八平の元である。
創始者である息子さんのプライドなのか、公式webやおばあちゃんの店の貼紙には本家は
あくまでも長柄であることを匂わせる記述があったりする。
(*3)数年前に現在の古民家風の建物に移転し、めでたくgoogleマップにも店名が掲載されたが、
それまでは現在の場所から少し離れた集落の中の商店風の民家であった。裏通り沿いで
案内や店の看板などが一切無いので口コミではまずたどり着けない場所にあり、ナビにも
登録が無かったのでラヲタの中では伝説の店とされていたのだ。店名も掲げられておらず、「アリランラーメン」、
「山のラーメン屋」、「おばあちゃんのラーメン屋」等の様々な通称が存在した。
目印は、「民家に掲げたノレンと、表でパイプ椅子に座ってタマネギ剥いてるおじいちゃん」という時代の話である。
旧店は現在は廃屋となってしまっているが、たまには前を通ってみるのもいいかもしれない。
(*4)土地柄、近隣の人以外にもゴルフ帰りやツーリング途中の人も多いので、
どの時間も満遍なく人がいることを覚悟したほうが良いだろう。待ちくたびれてグズるお子さんを
よく見るので、子連れでの来店は平日かメシ時を外した時間をおすすめする。
(*5)前がグループの場合はリーダーがまとめて注文することが多いのでリーダーの見極めが重要である。
(*6)味噌アリランは醤油と具材が若干異なり、醤油ほど売れないものの固定ファンが付いていたメニューであったが
突如封印された。アイちゃんに聞いてみたが復活の予定は無いとのこと・・・。
(*7)ベースになるスープを丼の中で調味する一般的なラーメンとは異なり、1ロット分の具材をまとめてスープで煮込む
製法であるにも関わらず、スープ用の鍋とコンロが一つしかないので、複数の味を並行して作ることができない。
(*8)辛さは何も言わなければ普通、辛めにしてもラー油が増えるだけなのでさほど激辛というわけでもない。
旧店時代、客が俺一人だった時に一度麺固めをオーダーしたがその時は問題なくやってくれた。但し混雑時で余裕が
無いときにこのオーダーはおそらく通らないものと思われる。
(*9)とはいえ、房総半島南部のラーメン屋は大概そうなのだが、デフォルトの麺がかなりやわ目で、配膳された時点でもう
伸び始めているので、普通~固めが好きな人は急いで麺を片付けないとせっかくの味が台無しということもある。
(*10)都市部のラーメン屋と比較して、全体的に客の年齢層が高めであるが故に食うのが遅く、いつまでもしゃべってたり、
酒盛りに発展してるときもある。並んでる側からしたら迷惑だが、多めに見てあげる心の余裕が今我々が忘れかけている
ものではないだろうか。
つーか、投網blogのはずなのにラーメンネタが今までで一番長いってどうなのよ?