映画『翔んで埼玉』(日本、2019年)を観てきました。
4~5年前に原作が復刊され話題となった時に読んでみてひじょうに面白かったので、実写映画化ということで期待してシネコンに向かいましたが、期待を大幅に超える面白さでした。
爆笑に次ぐ爆笑で、原作以上に荒唐無稽さを最大限に発揮しています。
上映中ですのでネタバレしない程度にまとめておきたいと思います。
原作も映画もストーリーは
「東京に虐げられている埼玉が、東京の抑圧からの解放を求めて闘う
」
というものです。
テーマは
「‘埼玉で生きていくということの困難さ’をギャグで表現しきる
」
でしょうか。
原作は未完ですが、この映画版は原作を膨らませて完結した形にまで持って行っています。
これがとんでもない誇大妄想でラストまで大爆笑の連続でした。
これから観賞に行かれる予定の方は事前に原作を読んでおくことをお薦めします。
原作を読んでおいたほうがより楽しめるように思いますので。
また映画館では鑑賞前にパンフレットを購入して目を通しておくこともお薦めします。
かなり細かい所にまで様々な「埼玉ネタ」(プラス「千葉ネタ」)を入れてきていることが分かりますので。
以下、個人的にツボにハマったことを(ネタバレを含みかねないので矢印↓の下のほうに)述べたいと思います。
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個人的にツボにハマったことですが…。
ラストは埼玉解放戦線と千葉解放戦線の群衆が東京都庁を襲撃するシーンがあります。
パンフレットによると3日間かけて東京都庁前の道路を止めてエキストラを大動員して撮影したそうです。
私は「こんな荒唐無稽な映画のために3日間も都庁前の道路を止めるのか!」という映画作製陣の熱意とその荒唐無稽さに爆笑が止まりませんでした。
そしてこのシーンは、エキストラを動員した映像だけではなく、東京マラソンで数万人のランナーが都庁前を激走する何年か前の本当の映像を、私たち観客に明確に気が付いてもらえるように混ぜて作られています。
この映像効果は何とも言えない面白味があると思います。
そしてこの映画の中で悪の最頂点に立つ中尾彬演じる東京都知事が不正蓄財の容疑で最後には逮捕されます。
東京オリンピックを翌年に控えるこの今に映画とはいえ「都知事逮捕
」を入れてくるとは、何と挑発的なことか
(しかも今、リアルの東京都知事はおかしなことになっているのに…。)
「埼玉dis」映画がいつの間にか「東京dis」映画になっていました。
現代パートで、島崎遙香演じる熊谷出身の女の子が埼玉の地元ラジオでこの話(都市伝説ということになっている)を聞いて、「え!?これってただのボーイズラブ(BL)」と何度も強調するシーンが出てきます。
「な、何と!終(しま)いには原作disかよ!」と仰け反りました。

