古今亭菊志んの会・The東京マンスリーPartⅠ、2016年3月28日、於四谷荒木町・橘家。
演目
金原亭駒六 「道具屋」
古今亭菊志ん 「染色」
古今亭菊志ん 「粗忽長屋」
仲入り
古今亭菊志ん 「首提灯」
古今亭菊志ん 「突き落とし」
その昔、四谷荒木町に橘家という有名な料亭がありました。
現在は料亭は閉めて、貸しスペースとなっています。
街中にひっそりと佇むように。
昨夜はその橘家での古今亭菊志ん師匠の会へ。
駒六さんはゆったりとした「道具屋」を。
菊志ん師匠は事前に「染色」と「突き落とし」の演目は出していましたが、両方とも聴いたこともなければそもそも「染色」「突き落とし」という落語の存在も知りませんでした。
マクラでは、演じ手がいなくなる落語には、面白くないということや、他の噺と内容が被っていて他の落語がメジャーになってその落語がマイナーとなる、など理由がある旨を語っておられました。
「染色」は、身請け・若旦那の勘当・駆け落ちなど、「突き落とし」は、遊郭での集団でのどんちゃん騒ぎ・付き馬など、確かに有名な落語と被っていましたが、面白かったです。(他のメジャーな落語に比べると受けにくいのかな?とちょっと思いましたが。)
この2席だけでは短いのでということで、仲入り前に「粗忽長屋」、中入り後に「首提灯」。
賑やかで明るい落語をたっぷりと聴いて会場を後にしました。
終演後は雨で、雷も鳴っていました。