雲田はるこ『昭和元禄落語心中 1』 | 落語探偵事務所

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$日本文化万歳!落語万歳!将棋万歳!
☆今夜は、雲田はるこ『昭和元禄落語心中 1』講談社、2011年、を読みました。
☆時は(たぶん)昭和50年代。満期で出所した模範囚が寄席を訪れ、落語家になるために「昭和最後の大名人」といわれる八雲師匠に弟子入りを懇願し…という波乱万丈な物語が幕を開けます。
☆著者が、時代設定をあえて現代の落語ブームに沸く平成にせず、落語が細々と生きながらえていた昭和にした理由はまだ分かりませんが、違和感はありません。
☆今後の展開が楽しみな落語ものの漫画の一つです。