ご存知ない方もいらっしゃると思うので先にお伝えしておきますと、わたくしは短期入所生活介護施設という、高齢者の方が介護保険を使って1泊2日からお泊りのできる施設で支援相談員という仕事をしています^ ^
で、前置きはそこそこに。
一人暮らしをされている80代前半の女性が今月中旬から当施設に入所(泊まり)されまして、入所理由としては詳細には書けませんが簡単に言うと足の筋力低下と認知症の進行です。
そこで一番の問題だったのが、極度の被害妄想でした。
また被害妄想のひとつに、娘さんに対して顔を合わせるだけで言葉の暴力が激しく、目が据わっているような顔つきで会話にならない状態が1ヶ月近く続いていることが大きな問題でした。
その女性の方が入所されてからわたくしは支援相談員という立場もあり、時間をかけることでゆっくりと心を開いてもらうことができましたが、娘さんが面会に来られても顔を合わせられないため、お風呂で使用した洗濯物を取りに部屋へ入ることもできず、部屋に入っても無視をされるといった日々が2週間続いた今日のこと。
娘さんに書いてもらいたい書類があったので仕事帰りに施設へ来ていただき、話が終わって試しにその方の部屋へ娘さんと一緒に入ったところ、案の定「あんた、何しに来たのよ!」と攻撃的な口調で娘さんに言い放ちました。
そこで「確認してもらいたい書類があったんで呼んじゃいました」と言ったら「まったくもう!」と言いながらも、何か話したそうな様子だったので、話がしやすいように興味がある話題へと水を向けることにしました。
「○○さん、美容院に行きたいって言ってませんでした?」
実は最近、入所されている同年代の方が着ている服や髪型を見て、施設へ入所するまで自宅で一人暮らしをしていて無頓着だった自分の見た目を、ふと客観視したところ、髪はボサボサだし、服はオシャレとは程遠い寝巻きしか着ていないしで、以前の元気だった自分に戻りたい気持ちが芽生えてきたようなんです。
すると、○○さんは娘さんと顔を合わせ、
「そうなのよ。アンタ、美容院へ連れて行ってくれない?」と今までのことが何事もなかったかのように、普通に話しかけたんです。
そこからは3人で、ああでもないこうでもないと、美容院の話から買ってきてほしい服の色のことまで、1時間以上止まることなく空いていた親子の溝を埋めるかのように和やかな雰囲気で話すことができました。
娘さんが帰るのをためらっていると「アンタ遅くなるからもうそろそろ帰りなさい」と、母親の顔になっていました。
娘さんからは施設を出るときに「驚きました!本当にありがとうございます」と言われましたが、この場を借りて言わせてもらうと、こういった場面に立ち会わせてもらって、こちらこそありがとうございます!とまた折をみて伝えようと思います^ ^
楽しく充実した仕事だった!なんて思える日はそう滅多にあるものではなく、昨日もクレームを頂いたご家族へ謝りに行ったり、今日の会議の中で、もっと介護の質を高めていこうと話し合ったばかりだったので、今回のことは疲れが吹き飛ぶような場面でした。
小説は10月中に更新しますと言いましたが、諸事情により、しばらく多忙を極めそうなので、もうしばらくお時間を頂ければと思います。
その辺の事情はまた次回にでもお伝えしようかと思います^ ^:
まとまりのない話を読んでくれたみなさん、ありがとうございました!!