皆様こんにちわ。
お初天神の満開の桜を見ながら出勤しているここ数日でございます。
さて、本ネタです。
本屋大賞2017に恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が選ばれましたね。
ちょうど発表前日の紀伊国屋店頭で、書棚を前に随分迷ったのですが、その時は別の本を数冊買い、結局まだ読んでいないのですが、これまで本屋大賞に選ばれた作品の中で、『海賊と呼ばれた男(上下)』、『村上海賊の娘(上下)』、『ゴールデンスランバー』など、確かに相当面白かったので『蜜蜂と遠雷』も近いうちに読んでみようかと思っております。
最近、母の本棚を物色し読んだのが、
シッダールタ (新潮文庫)
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です。
ヘルマン・ヘッセが好きだったようで、何冊か母の本棚にありました。
作者なりの解釈で『悟り』を描いている物語でした。
*覚者(おそらくブッダのこと)に出会ったシッダールタという名の男が悟りを得るまでの物語で、ブッダの事について書いているものではありません。
ブッダ繋がりで、前から読んでみたいと思っていたこちらを買って読みました。
ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経 (岩波文庫)
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ブッダの最晩年~入滅とその後が描かれています。
《仏の顔も三度》という諺がありますが、この本の中にあるエピソードに準えたのかな?と思う箇所がありました。
弟子アーナンダに対し「望めば今世の寿命を過ぎてなお生き続けることが出来るだろう。」と三回繰り返し話したけれど、ブッダの言葉の意味を組むことが出来ずスルーしてしまったアーナンダ。
ブッダが間もなく涅槃に入る(=死ぬ)ことを宣言すると嘆き悲しみ、どうかこの世に留まって下さいと懇願します。
するとブッダは「私は三度までお前に話した。その時に気付かなかったのはお前の心が悪魔に憑かれていたからであろう。もう遅い。お前の過失である。」と三度アーナンダに言います。
ハッキリと「お前の過失である。」と断罪しているブッダのドライさに驚きますが、伝わるかどうかはやはり受け手次第なのだと改めて感じた次第です。
次は、久しぶりに五木寛之さんの本です。
無意味な人生など、ひとつもない
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「どうして人を殺してはいけないのですか?」という学生からの質問に上手く答えられなかった大人の様子をご覧になった著者さんが、ご本人なりに考えを綴っておられます。
そして一番最近購入いたしましたのがこの三冊です。
キャッチーなタイトルでつい手に取ってしまいました。
出版禁止 (新潮文庫)
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心中事件は果たして本当に心中事件だったのか、という疑問を抱くルポライターが主人公です。
まだ途中ですが、面白いです。
上の『出版禁止』と同じ棚に陳列されていて、こちらもつい手に取ってしまいました。
イノセント・デイズ (新潮文庫)
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楽しみです。
最後にこちら、
紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)
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ピース又吉さんお薦め、とありましたので買いました(笑)
今回は、これまで読んだことのない作家さんばかりなのでちょっと冒険ですが、ワクワク感もあります。
春は新しいスタートの季節。
私は初めて読む作家さんでスタートでございます。