皆様こんにちわ。
 
有難いことに連日満席で多くのお客様方にご来店頂いておりますが、およそ月に一度の割合で臨時休業の日を入れさせていただき、通院にあてさせて頂いております。
 
処方されている薬の効果かと思いますが、お蔭様で体感としてはMAX7割程度で安定しておりまして、このまま維持できれば御の字です。
 
 
 
さて、本です。
 
 
先日読みました、
 
ですが、俗っぽいタイトルとは異なり、中身はやはり興味深いものでした。
仏教伝来から現代の新興宗教に至る日本仏教史が、特定の信仰を持たない研究者の冷静な視点から書かれています。
 
こういう冷静且つ公平な視点は好きです。
 
 
西加奈子さんの、
は、
 
ある意味自意識過剰な青年(…といっても29歳)がNYへ単身旅へ出て、自意識と闘う様子が滑稽に映っている作品です。
この「ある意味自意識過剰」な人物描写、かなりリアルです。
この本のタイトルが『舞台』なのも、なるほどと頷けます。
 
決して少なくはないであろう、ある種のタイプの人にとっては、頭から冷や水をぶっかけられる作品だと思います。
今一歩の勇気が出ない人に、お薦めの一冊です。
 
 
 
そして、最近購入した本です。
 
お客様からお薦めして頂き、とうとう手を出してしまいました、あまりにも有名なこの作家さん(笑)
 
宮部みゆきさんの、
です。
いやはや、遂に、という感じです。
手を出したら最後、どんどん読み漁ってしまうんだろうなぁとわかっていたので、手を出せずに居ました。
が、思いがけずお客様からお薦め頂き、これが機だと思い購入いたしました。
 
 
 
次の二冊は紀伊国屋で目について思わず買ってしまったものです。
 
夏川草介さんの作品。
有名な作家さんですが、初めて読んでみる作家さんです。
「お前は、ただの物知りになりたいのか?」という帯に書かれたフレーズにグッときました。
 
お釈迦様の言葉のなかに、『役に立たない知識は、ただのゴミ』というような意味のものがあったかと思います。
『知識ではなく、智慧を身に付けよ』とも。
この考えには強く共感します。
 
『本を守ろうとする猫の話』はこれから読むところですが、楽しみです。
 
 
 
もう一冊、テレビにもよく出てらっしゃる齋藤孝さんの、
を購入。
今読んでいるところですが、面白いです。
その中で印象に残っている言葉の一つをご紹介します。
 
『明珠在掌(めいじゅざいしょう)』
~明珠(めいじゅ)は 掌(たなごころ)に在り~
 
自分の外側に珠(有難い宝物)を求めて彷徨うのではなく、自分の内なる仏性に目を向けなさい、という訓えです。
 
つまり、あなたを幸福にするのは、
パワースポットでもなく教祖でもなく、
運命の人でもなく、配偶者でもなく、恋人でもなく、
親でもなく、子でもなく、
あなたの内なる心、です。
 
 
 
『声に出して読みたい禅の言葉』なので、声に出してみました。
 
明珠在掌(めいじゅざいしょう)。
明珠在掌(めいじゅざいしょう)。
明珠在掌(めいじゅざいしょう)。
 
 
 
 
いい言葉です。