紫微斗数にはかなりたくさんの星があります。
ベースとなる星は、主星・副星です。
その他にも数多くの星があります。
年変わりであちこちへ配される星が山ほどあります。
全て足すと、軽く100は超えます。
それらの組み合わせは実に多様で複雑で、いかに人間一人が複雑に構築されているか、それだけもよくわかります。
同じ星でも配される場所(=宮)により、その輝き度合は異なります。
一つの場所(=宮)に入る星は一つではありません。
複数の星が入ります。
更にそれら組み合わせにより、一つの星でも吉にも凶にもなります。
日本に出版されている紫微斗数の書籍には、主星・副星についてはそれなりに記述がありますが、残りの多数の星についてはせいぜい1~2行の記述のみです。
ですから、私自身あまりそれらの星についてはさほど重視しておりませんでした。
しかしながら、今読んでおります台湾で出版されいてる本を見てみますと、主星・副星・四化星以外の星についても、一つ一つちゃんと数ページに渡り、各星の説明がなされています。
何故そういう解釈になるのかももちろん書かれています。
これには心底感動いたしました。
今まで、お客様から尋ねられた時には、「細かな星(雑曜)についてはさほど気にしなくていいですよ」と申し上げてきたのですが、ここでお詫びして訂正いたします。
場合によっては、とても影響がはっきり出ることがわかりました。
勉強不足で申し訳ありません。
主星については、あくまでも骨組みです。
ベースはそれで決まります。
それだけでもすでに多様な組み合わせですし、かなり色んな事が分かってきます。
けれども主・副・四化以外の多くの星が加味されることにより、もっともっと色鮮やかに見えてきます。
例えば主役にはならない具材であったり、隠し味みたいなものです。
ベースを引き立てるものであるか、或は意外な風味をもたらすものか。
それはまたベースの星との組み合わせや、隠し味の星の輝度によっても多様に変化します。
そこへまた更に、一年ごとにそこかしこへ入ってくる星がまた山ほどあるわけで、非常に賑やかで色合いも様々で、それはあたかも無限に広がる時空のようです。
主星以外の星は、主星との組み合わせによる影響を受けやすいという特徴があります。
主星と同様、吉に分類されるものと、凶に分類されるものがあります。
吉星でも、その星が入る場所によりあまりよくない役割をする場合があります。
また凶星でも、入る場所や主星との組み合わせにより、災い転じて吉となる場合もあります。
派手さがなく一見地味に見える主星以外の星たちですが、良き秘書や部下のように、主星であるボスを盛り立てる強力なサポート力を発揮することがあります。
また、その反対もあります。
ちなみに主星とは、
紫微系;紫微・天機・太陽・武曲・天同・廉貞
天府系;天府・太陰・貪狼・巨門・天相・天梁・七殺・破軍、です。
命宮に上記の主星の何れも持たない命盤を、『命無正曜』と言います。
日本にある一般書多くでは、対宮(遷移宮)の主星の7割程度の力量として判断する、とあります。
しかし実際の鑑定に於いての実感は、それに限らないことがわかります。
もっと複雑に考慮する必要があります。
主星のない命宮に於いて、副星のみが坐している場合であっても、命宮で主星同等の役割をすることが多く見られます。
対宮(遷移宮)の影響を強く受けることは間違いありませんが、隣宮、夾宮、三合宮、暗合宮のからの影響も、影響を与える側の星の種類によっては、主星を持たない副星が強く影響を受けることがあります。
どの星がどういう場合でどういう影響があるかは、気が遠くなるような膨大な内容になるのでとても書けませんが、実際の鑑定に於いて主星や副星・四化星だけでなく、それ以外の星たちの考慮も他星の組み合わせにより極めて重要であることは言えます。
全ての星は、意味があるから命盤に存在する。
見逃しがちな雑曜でも、時に強力な助っ人としてその底力を発揮する。
意味のない星は存在しない。
命盤を隅々まで細かく見つめていると、それはまるでこの世の社会のよう。
目立たない所で派手な人の活躍を支えている裏方さんがそこらじゅうに。
かと思えば、大樹の陰でぶつくさ文句を言っている輩もそこかしこに(笑)。
そして、全ての星をどこかしらに必ず全ての人が自分の命盤に備えているという奥深さ。
人間一人の人生は、決していいことばかりじゃない。
逆に、苦労知らずで一人勝ち人生なんてのもありえない、というのが紫微斗数の愛の深さとドライさ。
紫微斗数の命盤は情と非情が交錯する人生そのもののように見えてきます。
僭越ながら、主星・副星・四化だけでなく雑曜にも注目して初めて、真の紫微斗数の面白さと豊かさに気づいて頂けるのではないかと思います。
*申し訳ありませんが、コメントやメールを通じて個々の鑑定や星に関するご質問を頂いてもお答えすることはありませんので、何卒ご了承くださいませ。
ベースとなる星は、主星・副星です。
その他にも数多くの星があります。
年変わりであちこちへ配される星が山ほどあります。
全て足すと、軽く100は超えます。
それらの組み合わせは実に多様で複雑で、いかに人間一人が複雑に構築されているか、それだけもよくわかります。
同じ星でも配される場所(=宮)により、その輝き度合は異なります。
一つの場所(=宮)に入る星は一つではありません。
複数の星が入ります。
更にそれら組み合わせにより、一つの星でも吉にも凶にもなります。
日本に出版されている紫微斗数の書籍には、主星・副星についてはそれなりに記述がありますが、残りの多数の星についてはせいぜい1~2行の記述のみです。
ですから、私自身あまりそれらの星についてはさほど重視しておりませんでした。
しかしながら、今読んでおります台湾で出版されいてる本を見てみますと、主星・副星・四化星以外の星についても、一つ一つちゃんと数ページに渡り、各星の説明がなされています。
何故そういう解釈になるのかももちろん書かれています。
これには心底感動いたしました。
今まで、お客様から尋ねられた時には、「細かな星(雑曜)についてはさほど気にしなくていいですよ」と申し上げてきたのですが、ここでお詫びして訂正いたします。
場合によっては、とても影響がはっきり出ることがわかりました。
勉強不足で申し訳ありません。
主星については、あくまでも骨組みです。
ベースはそれで決まります。
それだけでもすでに多様な組み合わせですし、かなり色んな事が分かってきます。
けれども主・副・四化以外の多くの星が加味されることにより、もっともっと色鮮やかに見えてきます。
例えば主役にはならない具材であったり、隠し味みたいなものです。
ベースを引き立てるものであるか、或は意外な風味をもたらすものか。
それはまたベースの星との組み合わせや、隠し味の星の輝度によっても多様に変化します。
そこへまた更に、一年ごとにそこかしこへ入ってくる星がまた山ほどあるわけで、非常に賑やかで色合いも様々で、それはあたかも無限に広がる時空のようです。
主星以外の星は、主星との組み合わせによる影響を受けやすいという特徴があります。
主星と同様、吉に分類されるものと、凶に分類されるものがあります。
吉星でも、その星が入る場所によりあまりよくない役割をする場合があります。
また凶星でも、入る場所や主星との組み合わせにより、災い転じて吉となる場合もあります。
派手さがなく一見地味に見える主星以外の星たちですが、良き秘書や部下のように、主星であるボスを盛り立てる強力なサポート力を発揮することがあります。
また、その反対もあります。
ちなみに主星とは、
紫微系;紫微・天機・太陽・武曲・天同・廉貞
天府系;天府・太陰・貪狼・巨門・天相・天梁・七殺・破軍、です。
命宮に上記の主星の何れも持たない命盤を、『命無正曜』と言います。
日本にある一般書多くでは、対宮(遷移宮)の主星の7割程度の力量として判断する、とあります。
しかし実際の鑑定に於いての実感は、それに限らないことがわかります。
もっと複雑に考慮する必要があります。
主星のない命宮に於いて、副星のみが坐している場合であっても、命宮で主星同等の役割をすることが多く見られます。
対宮(遷移宮)の影響を強く受けることは間違いありませんが、隣宮、夾宮、三合宮、暗合宮のからの影響も、影響を与える側の星の種類によっては、主星を持たない副星が強く影響を受けることがあります。
どの星がどういう場合でどういう影響があるかは、気が遠くなるような膨大な内容になるのでとても書けませんが、実際の鑑定に於いて主星や副星・四化星だけでなく、それ以外の星たちの考慮も他星の組み合わせにより極めて重要であることは言えます。
全ての星は、意味があるから命盤に存在する。
見逃しがちな雑曜でも、時に強力な助っ人としてその底力を発揮する。
意味のない星は存在しない。
命盤を隅々まで細かく見つめていると、それはまるでこの世の社会のよう。
目立たない所で派手な人の活躍を支えている裏方さんがそこらじゅうに。
かと思えば、大樹の陰でぶつくさ文句を言っている輩もそこかしこに(笑)。
そして、全ての星をどこかしらに必ず全ての人が自分の命盤に備えているという奥深さ。
人間一人の人生は、決していいことばかりじゃない。
逆に、苦労知らずで一人勝ち人生なんてのもありえない、というのが紫微斗数の愛の深さとドライさ。
紫微斗数の命盤は情と非情が交錯する人生そのもののように見えてきます。
僭越ながら、主星・副星・四化だけでなく雑曜にも注目して初めて、真の紫微斗数の面白さと豊かさに気づいて頂けるのではないかと思います。
*申し訳ありませんが、コメントやメールを通じて個々の鑑定や星に関するご質問を頂いてもお答えすることはありませんので、何卒ご了承くださいませ。