みなさまこんにちは。

今日から2月。
お正月はどこへやら。



昨日、日本女子柔道の監督が選手からの告発により退任、という報道がありましたね。

私は、気になる出来事があると、その人物を簡単に鑑定してみる習慣があります。
これも勉強です。


退任した監督の顔を一見して、「この人、向いてないわ。他に居なかったの?」というのが率直な感想です。


選手時代の元監督を私は存じ上げずに、今回の出来事を報道で知りました。

世界柔道で優勝経験がおありになるようですね。



柔道に限らず、スポーツ業界では殆どが、かつての名選手か、優勝経験のある元選手を、監督に採用していますね。

それはそうでしょう。
素人を監督に出来るわけありません。

また、選手として育ててもらった分、後進の育成に当たる事が一つの務めになる、というのもわかります。



ただ、指導者としての資質の有無は、考慮しないんでしょうか。

選手として優秀であっても、監督として適性があるかどうかは全く別です。
当たり前です。


現役時代に華やかな結果を遺していないものの、指導者としては一流、という人も多く居ます。




今回、元監督の命式を拝見してみましたが、顔から受ける印象と同様、やはり向いていません。


簡単な命式を拝見しただけですから、これが全てだとは言えませんが、ざっくりとこういう性格的『一面』を持つと思われる人物です。
あくまでも、一面であり、これが全てではありません。

*生来は真面目な慎重派で我慢強く、常に空気を読む。
*神経が細く、周囲を気にしすぎる傾向がある。
*責任ある立場に置かれるとプレッシャーに負けてしまう。
*上の者から命じられると断れない。(年長者や目上に対して礼儀を重んじる)
*矢面に立つのが恐いと感じ、二の足を踏む。
*マイナス思考で精神不安定。
*何かと周囲の環境や意見に振り回される。
*他力本願で責任転嫁しがち。(被害者意識が強い)
*表面は人当たりがよく礼儀正しいが、身近な異性に対しては態度が威圧的。(内弁慶)
*抑圧状況に耐え切れなくなると、目下や身内の女性に当たってしまう。
 (部下後輩からの信用を得られないDV気質)。
*ここ一番の自信はないが、プライドは高く、少しは見栄を張りたい。
*「自分は間違っていない」という先入観がある。



・・・・・こんな感じです。



くどいようですが、上記に挙げた内容は人物像のごく一部であり、決して該当人物の全てではありません。
(出生時刻が不明なので、この程度の考察までです。)



ただ、こうして見ると、告発するにまで追い詰められていた女子選手たちも大変気の毒ですが、この人に日本代表を含む選手団の監督という重責を担わせたことが、そもそもの間違いだったんじゃないかと思います。



例えば、資質としては向いていなくとも、運気の助力により好転する場合もあります。
資質はなくとも、ちゃんと務め上げることが出来る場合がそれです。


けれどもこの元監督の場合は、残念ながら運気の助力どころか、立場や地位にこだわりすぎる時期にあり、更に口が悪くなるという運気にありました。

そんな中、指導者という神輿に乗る機会がやってきたことで、元々の資質のなさを一番悪い形で膨らませてしまい、このような事態を招いてしまったようです。





今回は、柔道の元監督を例に挙げましたが、これは全ての組織や会社などにも当て嵌まる事です。



「向いてないな」と誰もが分かっていても、他に適任者が見当たらず、止むを得ず不適材不適所であることが多いものです。

資質があっても、過酷な状況(=困難な運気)にあって、なかなか結果に結びつかず苦しむ事も多々あります。


大きな組織であればあるほど、役割も細分化され多岐に渡ります。
であるならば一層、適材適所であることが望まれるのですが、年齢や経験値などを一切考慮しないわけにもいかず、頭を悩ますこともしばしばでしょう。


資質がないから何も結果が出せない、運気が悪いから結果が出せない、というのも間違いです。
そうした人や時期に於いても、大変な努力と辛抱で、大きな成果を上げる人もいます。


逆に、能力も資質も運気も揃っているのにも拘らず、思い描いた成果を遺せなかった人も居ます。
それは、驕りや油断がもたらした結果です。



人にはそれぞれ、向き不向きというものがあります。
しかし一方で、与えられた仕事を選ぶことはできないでしょう。
お給料や報酬を頂く以上、やるしかありません。


仕事の「仕」は、奉仕の「仕」。
お仕(つか)えする事=仕事、です。
仕事とは、そういうものです。



だからこそ尚更、適性に合った役割や仕事をさせてもらえている人は、大変幸運な人です。

そして、違和感を覚えつつも投げ出さず、責任を持って今の自分に与えられた役割に向き合っている人はとても立派です。


仕事に対する向き合い方、取り組み方も、その人に合ったやり方があります。


先述の元監督は、資質としては全く向いていませんし、運気を見ても荒れています。
ですから、「なぜ彼に監督を?他に居なかったの?」という疑問は、私の中で払拭できません。


けれども、指導者という役割を断らず引き受けてしまった時点で、彼自身が自分に合った取り組み方をもっとしっかり考えて指導に当たっていれば、事態はここまで悪くなってはいなかったのではないかと思います。




皆様もご自身の適性や仕事への向き合い方を、今一度見つめ直してみては如何でしょうか。