Kマウントレンズ自作の記録です
パンケーキレンズとかビスケットレンズってコンパクトでなんかいいよなぁ、そういえばウチにちょうど良さそうなトイカメラがあるしレンズ移植するかなぁ…… なんて、随分前から考えてたんです。
やっと実現できました。
と言っても、ボディキャップにトイカメラのレンズを移植するだけのお手軽工作です。もっとも、これ以上手の込んだ工作もなかなかやる気になれないのですが。
部品取りに使うレンズはこちら。
チャレンジ3年生2002年11月号ふろく「カメラDE光の実験キット」です。なんと13年もの!?ペンタックスの一眼レフで言えばMZ60の発売された年で、*istDの発売される前の年のようです。

まずは鏡胴をマイナスドライバーで無理やりこじ開けます。外から見るとチャチですが、結構細かいパーツが入ってて案外考えられているようです。機械式固定速レンズシャッターと呼べるものでしょう。

卓上ボール盤?で穴あけ加工。レンズの玊が入っている部分と鏡胴がプラスチックの一体成型なので、切り離したいラインに沿って穴をいくつも空けます。また、ボディキャップ側にも光路となる穴をあけました。

昔やったミニ四駆の肉抜き加工の要領でニッパーで穴の間の部分をカットして行くつもりでしたが、ニッパーが太すぎてうまくいきません。
ニッパーで要らない部分をべりべりちぎっていきます。もう力任せです。
とりあえず必要な部分だけ摘出できたのでレンズキャップ外側にセロテープで仮止め。

そして試写。

おぉ!写ってる!
……見ての通り、ピントはマクロ固定です。
マクロもいいですが、スナップに使えるレンズにしたかったのでちょっと考えました。
ボディ側を覗きこんだら、ミラーまでのクリアランスが充分ありそうなので、キャップの外側ではなく内側にレンズを取り付けてみることにしました。
両面テープで固定して試写してみると……

おおおっ!これもちゃんと写ってる!
想像していたよりも彩度が高く写っているように思います。周辺の描写がかなり流れているのがわかります。これはこれで露光間ズームを行った時のような集中線のような効果として使えるかもしれません。
ちゃんと写ることがわかったところで、仮止めしていたコアを外し、カッターナイフで切削面を整えたり、切削加工の影響で剥がれそうになった接着面をタミヤの模型用セメントで固め直したりした上で、やはり模型用セメントでキャップの裏側にレンズを接着して完成。
こんな見た目になりました。面妖ですね!
レンズがキャップの内側にあるので、薄くてスッキリな見た目です。
あんまり写真が撮れそうな風には見えません。アヤシイです。
K10D自体結構ずっしりがっしりした作りなので、持ってみると案外軽いようには感じません。
とはいえ、今後この状態で持ち歩いてみるとまた違った感想になるかもしれません。
キャップ単体での見た目はこちら。

裏側。

APS-CであるところのK10Dのボディに合わせて作りましたが、35mmのカメラでもちゃんと撮影できそうです。

作業が終わった机はこんな様子でした。
近いうちに散歩がてら試写して、アップしようかと思います。
今のところ、両面テープで貼ってテストが良好だった後にセメントで貼ったので、両面テープの厚みの分だけ前ピンになってるんじゃないか?ということだけが心配です。
試寫してみました。

危惧した通り、前ピンになってしまっていました。80cm-100cm周辺にピントが合っているようで、それより遠くのものはピンぼけになってしまっています。これを直すためにはキャップとレンズの間に0.5mmほどの厚さのスペーサを入れるのがいいんでしょうが、あいにくレンズはキャップにガッチリと固定してしまいました。うまいこと再分離できるでしょうか……