荒木関です。

 

闇営業から始まり、

お笑い芸人(社員)の涙ながらの記者会見と

吉本興業の騒動を見ていていくつか

湧いてくることがありますね。

 

 

 

ひとつは

経営者と社員との関係性についてです。

 

 

 

基本的に

会社がうまくいかないとき

従業員がうまく機能しないとき

はすべて経営者が悪いのです。

 

 

今回、吉本の社員の中から自ら「辞めてやる」と

いうものが出てきたのも、経営者の責任です。

 

 

 

 

 

しかし、

社員が経営者に「やめろ」と辞任を要求するのは、

天と地がひっくり返っても、ありえません。

 

 

社員とは背負ってるものが全く違うし、

良いことも悪いことも、すべての責任は経営者にある

ことからも明白なのですが

 

 

経営者と社員は全く立場が違い、

基本的に経営者は、替えが効く存在ではない

のです。

 

 

 

社員向けのセミナーなどで

「経営者意識で物事を進めましょう」という人がいますが、

社員が経営者と同じ意識を持つことは不可能です。

 

 

わたしであれば、

「そのつもりで責任ややりがいを持ちましょう」というのが

関の山です。

 

 

それほど、

経営者になる、

会社を経営するのは大変のです。

 

 

 

わたしも会計事務所に勤めていて、

お話しする相手がすべて経営者だったこともあり、

経営者感覚が人よりもあると思っていましたが、

実は全く無かったことが

税理士事務所を開業してからわかりました。

 

 

経営者にならなければ、わからないことばかりなんです。

 

 

 

吉本の会長と社長を辞任させろと

大きな声を上げるのは簡単ですし、

世論を大きく動かすこともできますが、

それは破壊しか生みません。

 

 

日本の自殺者の15%~20%が自営業・経営者という

数字もあります(警察庁発表:自殺者の統計)

 

 

経営者、がんばれ!