1980年から2000年までF一桁シリーズで君臨したF3を一般販売タイプから報道限定仕様まで一気に掲載してみます。
1980年に登場したF3です。 最初はアイレベルファインダーのみでした。
続いて1982年に登場したのがハイアイポイントファインダーを装着したF3HPです。 2000年にF3シリーズで最後まで製造されたモデルでもありました。
1982年に登場したF3/T(チタン色)です。 1988年に白ボディ不人気から製造中止になりました。
F3/T Titanium Blackです。 登場は1984年でした。 チタン色ボディとの違いは、分厚いちりめん塗装を施してあることです。
1983年に登場し、1988年に後継の座をF4に譲ったF3AFです。 現在のカメラと比べ物にならないくらいAFが使えないカメラで専用レンズも2本のみが販売されていました。
1983年に報道向け限定で製造開始されたF3Pでした。 1980年代前半で全ての機種が出揃ったように思われますが、1990年代に入ってもF3シリーズは逸話を残し続けました。
製造中止近しと囁かれる中登場したF3Limitedです。 1983年に登場したF3Pのレプリカモデルとしての登場でした。 特別限定販売で1994年に販売されました。
1996年F3Pから遅れること13年経ってハイスピードカメラが登場しました。 1999年に早くも製造が終了した為、製造台数の少ない希少機種です。
ここに掲載しているF3シリーズだけでも8台になります。 多くのプロカメラマンやハイアマチュアカメラマンが愛用したであろうカメラ達です。
F3シリーズの製造期間は20年と異常に長く、他のF一桁シリーズとは一線を画す存在でした。
参考までにNikon Fは1959年~1973年までの製造で製造期間14年でした。
Nikon F2は、1971年~1980年までの製造で製造期間9年でした。
Nikon F4は、1988年~1996年までの製造で製造期間8年でした。
Nikon F5は、1996年~2004年までの製造で製造期間8年でした。
Nikon F6は、2004年~2011年までの製造で製造期間7年でした。
そして、フィルムカメラだったFシリーズは製造期間52年で静かに幕を下ろしたようです。
そして、デジタル一眼レフDシリーズのマウントに名前を残すのみになってしまいそうです。