今夜はレンズの話をします。
写真はD300にAi Nikkor 50mm f=1.8Sを装着した状態です。 1980年3月販売開始になったレンズです。
このレンズは国内でのスタンダードレンズでした。 海外ではしたの写真のようなレンズが同時期に出回っていました。
先ほどと同様にD300にNikon LENSE SERIES E 50mm f=1.8を装着してます。 どちらもほぼ同じ仕様ですが、使用されているガラス材料に差があります。
Nikkorは写真用に成型されたガラス材料からレンズを研磨して製造されています。
LENSE SERIES Eは、日本光学(現 (株)ニコン)の社内規定の汎用レンズ用ガラス材料としての規格のを満たしたガラス材料を使用し、研磨して製造されています。
SERIES EはNikkor規格からは外れた規格外の製品になります。
ただし、専用設計でNikkorに迫る描写力を見せてくれるレンズでもあります。
どちらもほぼ同じ大きさですが、写真左側がAi Nikkor 50mm f=1.8Sです。
写真右側がNikon LENSE SERIES E 50mm f=1.8です。
絞り環の文字の色の濃淡が大きな違いのように見えます。 絞り環の形状も違っていますが、少し離れると分り辛いかもしれません。
SERIES Eはかなりの本数が出回ったようですが、鏡筒や使用されたガラス材料等の問題から上玉と言われる玉がかなり少なくなっています。