今日の新聞に、東京大学で新しく始まる臨床試験について書かれた記事を見つけた。


対象は、再発した悪性脳腫瘍(膠芽腫=グリオブラストーマ)患者21名。

がん細胞だけで増殖し、がん細胞を死滅させるように遺伝子を組み替えたヘルペスウイルスを、腫瘍内に投与するというウイルス療法。


グリオブラストーマは、腫瘍を手術で取り除き放射線治療を行っても、再発するともう有効な治療方法がなく、余命1年前後という病気。


現在の医学では治すことのできないこの悪性脳腫瘍に、新しい試み。


りんりんの場合は、腫瘍の場所が脳幹だったため、手術せず放射線治療と化学療法だけでした。

もしウイルス療法が治療方法として確立されていたら、りんりんはどうなっていたのかなあ。


たぶん臨床試験は成人を対象としているだろうから、ウイルス療法が有効だと証明されても、小児に適応されるのはまだまだ先のことになるでしょうが、良い結果が出ることを期待したいです。