別に魂をとられる、とかそんな理由ではない。
ただ、どういう顔をして写ったら良いのかがわからないのだ。
下手に笑顔を作ろうと無理をしても引きつってしまうし、その作った笑顔をキープするなんて照れくさくて仕方がない。
かといって、普通の顔で写ろうとすると、たいてい目をつぶってしまう。
瞬きが人より多いので目をつぶる確率が非常に高いのだ。
だから一生の記念になるような写真や浴衣や着物を着た時の記念写真などは本当にイヤで仕方がない。
より一層照れ臭さが増して、頼むから、早く撮り終わってくれ!!
という思いがどうしても顔に現れてしまうのか、大抵目をつぶってへの字口になっている。
皆んな眩いばかりの笑顔を見せる中で、私だけそれだ。
これは子供の頃から全く克服できない事の一つ。
そんな理由もひとつあって結婚式も挙げていないのだが、結果的にはそういう性格で損をしている事になる。
まぁ、一生後悔する事は無いと思うけど・・
どうせまともな顔をキープ出来ないのなら、いっその事変顔をしたらどうか?
そう、それが一番最善策らしいのだ。
なので、親しい者同士で写真を撮る時は大抵自然と変顔をするようになってしまった。
ただ、自治会関係の集合写真などはそんな事やれる空気ではない。
そういう空気を読み取る力だけはあるらしく、まともな笑顔で写ろうとしてしまうのだが、今の所完敗である。
それに年齢的にもそろそろ変顔はやめたいのが本音だ。
一番有り難いのは、知らない間に撮られている事なんだが、この前の自治会の夏祭りで知らない間に撮られていた写真は、カキ氷を求めてできた大行列の対応に追われた全く余裕のない表情だった。
そしてその業務を終えて一息ついた時に撮ったカキ氷仲間との集合写真がこれだ。
この時、一応湘南を訪れるヤンキーの間で流行っている?というハワイのポーズをしたつもりだったのだが、まさかこんなにできていないとはなんという衝撃かw
ちなみにハワイのポーズとは指をこのようにする事だ。
なんとかならんのかね、この写真嫌い。
せめて、最期の遺影位はまともな写真が残せると良いのだが。