ちーっす。TnkSgeioです。皆さんは、バリトンサックスという楽器はご存知でしょうか?




バリトンサックスは、サックスの一種で、サックスのなかでは低くて太い音が出ます。めちゃめちゃかっこいい音が出るのに、知名度がとても低い残念な楽器です。たぶん。

というわけで、本日は、バリトンサックスの魅力を、吹奏楽部バリサク担当のワタシが皆さんにご紹介したいと思います。

 自分語り

バリトンサックスとの出会いは中学1年生。私は以前から入りたいと思っていた吹奏楽部に入部したはいいものの、どの楽器を演奏したいかを決めかねていた。「ホルンの柔らかく美しい音色もすごい好きだし、クラリネットの体に響くような低音も捨てがたい」そのように思っていた矢先、耳に飛び込んできたのがアルトサックスの音色だった(バリトンじゃないのかよ、とツッコミが入りそうだがどうか気にしないでくれ)。私はその音に圧倒された。言葉で表すのはとても難しいが、敢えて言うなら「金色」の音。それが、後の先輩となる彼女(girlfriendではなく、Sheの方)の演奏だった。彼女の演奏が終わる頃には、私の心はサックス一色に染まっていた。

「私もあんなふうに演奏したい」

そのような経緯から、サックスパートに所属することになった。

アルトサックスの練習を初めて数ヶ月のころ。顧問の先生がサックスパートのところに来て、下記のような要求をしてきた。

「いまサックスパートにはテナー(先輩)とアルト(同級生と私)しかいないから、1年生から誰かバリトンサックスに移動してくれない?」

私は当時、主旋律を演奏したいとか、ソロを吹きたいとか、そんな要望がなかったので、バリトンサックスへの移動を申し出た。バリサク用のクソデカリードを舐め(木管楽器は“リード”という名称の葦の板を舐めて湿らせて演奏する)、クソデカマウスピースにセットし、クソデカストラップを首にかけ、バリトンサックス

を持ってみた。第一印象は「馬鹿重いんだけど。」そう、バリトンサックスは重いのである。その重さは約6kg(実測値)。6kgという圧倒的な重さに耐えながら、恐る恐る楽器に息を吹き込むと、

「音が出ねぇ。。。」

何度か息を入れ直し、やっと出てきた音に、私は衝撃を受けた。音を出すたびに体が揺れる。視界が揺れる。空気が揺れる。低音楽器の迫力を生で感じた瞬間だった。

それが、私とバリトンサックスの出会いだった。

 次回予告

あんまりにも自分語りが長くなってしまったので、バリサクの魅力などについてはまた記事を出します。タイトル詐欺みたいになってしまい本当に申し訳ありませんでした。このことについて私はとても反省しています。反省していると言いながら反省の色が見えないというご指摘につきましては私の問題なので反省しています。


これからもTnkSgeioをよろしくお願いします