今回も、過去に友人に送ったLINEのコピペです。





先日の夢。

特に印象に残った3本目だけ。


夢の中。

アラサーぐらいの私が、

50代半ばぐらいの男性上司(架空)と地下鉄に揺られていた。上司の名前は芝さん。

時間帯は昼間。

上司と2人で取引先に向かう途中のシーンと思われた。

突如、視界が明るくなる。

地下鉄が地下から抜けたのが分かる。

目を射るような強い陽光。

車両の左右の窓の直下に広がるのは広大な海。

「えっ芝さんここどこ⁉️」

私は上司に尋ねる。

「えっ…」

上司も絶句している。

沿岸部でもない海のド真ん中の真上を

電車は進んでいる。

車窓の景色からは、

まだ当分海上の線路が続くのだと伺えた。


電車が港沿いに差し掛かった際、

積んであるコンテナ群の積荷の文字が読めたらしい上司。

「愛知か…いや、九州…⁉️

 もう…ワカラン…なんで…」

とにもかくにも私達が乗っていた大阪メトロはあり得ないルートを走っていた。


そして、次のシーンでは

私と上司は九州支社の工場に居た。

工場の一角には

私や上司と同様、何故かワケも分からずここまで運ばれて来たらしいスーツ姿の複数名が集められていた。

急ぎで取引先に向かう途中だったのか、

商材入りと思しき小ぶりなダンボール箱を抱えて絶望の表情を浮かべている人もいる。

「この工場…ここに出る半ズボンの男の子とは喋ったらアカン…」

と誰かが呟いているのが耳に入る。

どう考えあぐねた所で整理がつきそうにもない情報の大渋滞に、私は一切の思考を放棄した。


数時間後。

新幹線を手配してもらい

私達は大阪に帰れる運びとなった。

姿の見えない上司を探す。

「芝さーん‼️ 帰りますよー‼️」

すっかり夕暮れ時となった屋外から

こちらに戻って来た上司らしき人影。

その顔を見て、私は言葉を失う。

「スガさん…なんでわしの着てるもんなんかほしがったんやろ…そりゃあの人、洒落者やったけど…」

50代半ばぐらいの外見だった彼の顔は

私の見慣れた面影を残しつつも

80代だろうか、完全な老人のそれになっていた。

来る時はダークグレーの仕立てのいいスーツを着ていたが

今纏っているのは、時代がかったベージュの三つ揃え。

それも相当仕立ては良いのだろうけど

それどころではない。

何故か頭の中で

「ここに出てくる半ズボンの男の子って、

 そのスガさんて人の幽霊なんや」

と思う私。

いつの間にやら私の横に立っていた役員然とした風格の老紳士が呟く。

「私が入社した頃、スガさんは還暦手前やった。

 あれから45 年…

 あんな若い姿で生きてられる人間は…おらん…」

子どもの姿で、生きてる人間の若さと着衣を奪う怪異?もうそれは幽霊というか妖怪?

と思っている所で目が覚めた。




海の真上を行く電車。

この夢の送り先の友人は「千と◯尋のあのシーンみたいな」と言いました。

まさにそんな感じでした。