新年も四日過ぎての、明けましておめでとうございます、

です。

ブログ自体も結構ご無沙汰になりました。


今年の読書の抱負としましては、

小説以外の本を読むということにしました。

と、いうのも、段々歳をとるに連れて、

知りたい欲というのが出てきまして。

知りたいは識りたいとも書きまして、

物事の在り様や、理、そんなところから、

色々と学びたい物事が出て参りました。


元々、本が好きで、そんな原点は、

僕にとっては、歴史(小説ではなく)の本や

宇宙の本、宗教書だったわけです。

今年は、より深く、色々と学んでいきたいと思うのです。


小説に限っては、そろそろ好きな作家に絞ろうか思います。

今まではあれやこれやと手を伸ばしすぎたので、

この辺で、ぐっと整理します。


新刊で真っ先に買って読む作家としては、

日本人だと綾辻行人、道尾秀介、宮部みゆきが中心です。

外人だと、、J・ディーバー、ダン・ブラウン、最近だと

P・ルメートル、ですね。


時間は無限ではなく、有限です。

なので、これからは好きな作家や

本当に観たい映画しか観ないようにします。

それでも、映画に関しては、かなり外れが多いのだが。


というわけで、拙いブログですが、本年も宜しくお願いします。




最近忙しくて、本の記事も書けなかったので、

今回は二冊、紹介します。


まず最初は 

「新しい十五匹のネズミのフライ」島田荘司著


ミステリの帝王、島田荘司の新作。

今作は、あの名(迷)探偵シャーロック・ホームズの

パロディ?である。

とはいえ、主役は、その助手ワトソンだ。

島田版ホームズといえば「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」が思い出される。

こちらは僕としては腑に落ちなかったのだが、

今回は見事に伏線を回収している。

ただ、冗長すぎるきらいがあるなあ。

まあ、ミステリなので、ネタばれはさける。

脱出不可能といわれる刑務所から、犯人が脱獄。

その陰で囚人たちがささやく謎の言葉。

「新しい十五匹のネズミのフライ」

これは何かの暗号か。

この謎を解くため、ワトソンは奔走する。

一方、シャーロック・ホームズは、例のコカイン漬けで、

妄想と幻覚で推理もままならない。

ホームズ不在のまま、脱獄犯による金品強奪計画が進行する。


「人魚の眠る家」 東野圭吾著

今作のテーマである脳死は、ヒトの死なのかということ。

脳死を宣告され、植物状態になった瑞穂。

瑞穂はまだ六歳。

仮面夫婦であり続けた、和昌と薫子に、

医師は瑞穂の臓器を他の患者に移植することをすすめる。

しかし、娘の状態を受け入れられない夫婦は、

臓器移植を断る。

そして、母親の薫子は、自宅で娘瑞穂の介護をする。

もう目覚めないかもしれない娘のために。

構成や人物の絡まり方は、東野圭吾らしい創りだ。

複数の人物の視点が、やがてひとつの終点へと結ばれていく。

エピローグを読み終えたとき、再びプロローグに戻りたくなる。

そして、暫し読後の余韻に浸りたくなるだろう。

僕はそうだった。

驚愕すべきどんでん返しも、トリックもないが、

胸に迫るものがある。








 

「その女アレックス」 ピエール・ルメートル著

を読む。


今話題に上っているフランス人作家。

特にこの作品が、ミステリのジャンルでの賞を

六冠獲得しているらしい。

帯の惹句には、これみよがしに

大仰な言葉が並ぶ。

読み手として、かなりの期待値が上がろうというものだ。


内容は、アレックスという女性が何者かに拉致監禁されるところから、

物語は進んでいく。

が、これは単なる誘拐ものではない。

何故なら序盤の事件は、第一部で終わる。

というか、終わりが、本当の恐怖の始まりである。


正直、ミステリは、あまり多言できない。

ネタばれしてしまうからだ。

いや、古今東西にはネタばれしても、落ちが分かっていても、

読ませるミステリというのはあるが、

往々にして、そうはいかない。

やはりミステリを読む愉しみというのは、

最後の落ちであり、作者が文章中に仕掛けた罠に

一喜一憂するのが、醍醐味なのだ。

この「その女アレックス」もまさにそうだ。

文章中にあらゆる仕掛けが施されている。

読み進めていくと、まるでアレックスという女が

不可解で仕方なくなる。

言動や考え、行動までが。

そうしてラスト数ぺージに、アレックスのある目的の真相が

明かされる。

ああ、ここまでしか言えない。

ただ、この作品を読んでルメートル氏は、リチャード・ニーリィや、

フレッド・カサック、ビル・S・バリンジャーを彷彿させる。

(まだこの作品しか知らないけど)

特に、バリンジャーの○○という作品(ネタばれするといけないので)

に落ちが似ていて、(それが悪い意味ではなく)

僕は好きでした。

あと、北○薫氏の○○という作品とも類似していて。

ああ、もうこれ以上は言えない!