日本でのウラン採掘 人形峠のウラン残土 | 普通な毎日が続くとは限らない

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自分の好きなこと書いています


小出裕章著 『隠される原子力 核の真実』 という本をだいぶ前図書館で借りました 


その中で一番ひどいと思ったところは以下のとおり矢印






日本では1954年に原子力予算が成立


1955年には 岡山・鳥取両県の県境にある人形峠周辺の地域がウラン鉱山として有望とされた


原子燃料公社が設立され およそ10年にわたってウランの試験的な採掘が行われた


しかし 人形峠のウランは全く採算がとれないとわかり 鉱山は閉山された


その後 原子燃料公社は動力炉核燃料開発事業団(動燃)に改組され 海外からウラン鉱石を運んで製錬・濃縮試験を始めた



鉱山として住民から借り上げられていた土地もすでに住民の土地に戻っていたが 1988年 その土地に鉱石混じりの土砂が20万平方メートル ドラム缶に詰めれば100万本に達する量が 野ざらしのまま捨てられていることが発覚


残土の堆積場 地表では70ミリシーベルト/年を超える放射線が測定された


動燃は堆積場を柵で囲うだけで放置 行政は安全宣言を出して見過ごした


鳥取県方面(かたも)地区は 動燃 行政の圧力をはねのけ 残土の撤去を求め続けた


私有地の不法占拠を続けることになった動燃は 1990年になって やむなく残土を人形峠事業所に撤去する協定書を結ぶ


ところが それまで残土の安全宣言を出していた岡山県が


「鳥取県側で危険だというものを入れられない」


と鳥取県からの残土の搬入を拒み 動燃も岡山県の反対を口実に撤去を先延ばしにした


最高裁で ついに3000立方メートルの残土の撤去命令が確定



その間に動燃は 日本原子力研究所と統合され 日本原子力研究開発機構になった



原子力機構はこの残土を商業的な目的で精錬して ウランを取り出すと言い出した


残土は重量にして500t 平均ウラン含有量は0.03%で ウランを100%取り出したとしても150キロ


ウランの価格を1ポンド当たり33ドルとしても100万円


ところが この商業的な取引とされる製錬のために 原子力機構は6億6000万円を支出した


原子力機構が行なったことは 自分で始末の付けられなかったごみを他者に押し付ける行為で 国境を越えたことを取り上げれば「公害輸出」と呼ぶべきもの


ちなみに残土が搬出された場所は 米国ユタ州ホワイトメサにあるインターナショナル・ウラニウム・コーポレーション


アメリカ先住民ナバホ族・ホビ族などの土地だった



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6億6000万円ですよ・・・・・・・・・Y(>_<、)Y








こんな失敗をしてもなお もんじゅをあきらめない原子力機構。(;°皿°)


いい加減にしろ!!怒怒る






普通な毎日が続くとは限らない


もんじゅ君は可愛いから好きなんだけどね・・・