三浦のブログへようこそ。
イベント撮影に出て来ました。
ガッツリ撮り、撮って出しでクライアントさんのパソコンにデータコピー。
…の、つもりが転送されてたwww
手元にデータが残らずポートフォリオに加えられない夕方、胸が熱くなりました。
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と、そのままフォトグラファー・フェイズのお話をします。
上で書いた「撮って出し」。
撮影したデータをそのまま渡すことです。だから何よ?と思うのが人情ですが、ちょっと考えると、これは撮影者の技術が裸になるってことです。おおこわw
私の場合、多くの撮影を「RAW」というデータ形式で行います。
これは撮影後に画像処理をかける前提で撮っているからです。
一番気になるのは、肌の色合いです。
スタジオは、肌色が綺麗に写る環境を人工的に作り、継続して撮影できます。しかし、それ以外の撮影現場でこれは出来ません。
2番目は画面の不要な写り込みです。
絶好のシャッターチャンスに背景に邪魔が入るとか、水平や垂直を精緻に調整すると入れたくないモノを写さなければならないことがあります。(電線、壁面、水面など)
ですので、撮影後のデータ補正を前提にして撮影に臨みます。
しかし「撮って出し」はそれをやりませんから、選択肢はふたつです。
①撮影時点で納得できるレベルの補正を行う。(カメラの機能によっては限界あり)
②出たとこ勝負でカメラの写した内容で提出する。
職業として撮影するなら、②は(ほぼ)ないと思います。
ということで、「撮って出し」の場合、シャッターチャンスを逃さず、納得できる構図で、人様からフィーをいただくに値する内容を作る、というスリリングな撮影現場となります。
ま、クライアントさんも了解済みで、補正が粗々でも文句を言わないことが多いですし、むしろ補正作業は自分でやるから手を出すなという考え方の方もいらっしゃいます。
いずれにしても、クライアントさんの意向、環境、カメラの補正能力の限界など、パラメーターがたくさん存在するのが「撮って出し」の受託です。
撮影依頼で「撮って出しでお願いします」と注文して、「はいわかりました」と安請合いするフォトグラファーは、よほど自信があるのか、なーんも考えてないのか。
ま、テストの価値はありますね。
これは表現したいことに即して補正してますw
本日もお読みいただきましてありがとうございます。