1年前、高知県のあるコミュニティで出会った、20代後半の男性がいました。
彼はいつも明るくて元気で、何より前向きなエネルギーにあふれていました。
半年間の学びのコミュニティが終わるとき、私は彼にこう声をかけました。
「よかったら、私のラジオに出演してもらえませんか?」
彼は一瞬、間をおいてから
「いいですよ」と、静かに、でもはっきり答えてくれました。
そのとき彼が語ってくれたのは、
**「1年後、自分のお店をオープンする」**という明確な目標でした。
当時、彼はご家族の経営する店舗で責任者として働かれていましたが、
自分の名前で、自分の想いを込めたお店をもちたいという夢を、
まっすぐに言葉にしてくれたのです。
それから1年。
彼は――本当にやってのけました。
令和7年7月7日、午前7時7分7秒(!)
高知県に、
**土佐茶食堂『ちゃづる』**をオープン。
土佐茶を使用したお茶漬け、囲炉裏で焼いた焼き魚、蕎麦、日替わり定食など、
こだわりの“和”のメニューがそろうお店です。
「ここまで数字をそろえるのか」と思わず笑ってしまうくらいの気合いとセンス。
でも、それ以上に──
その日を迎えるまでの過程を、私は少しだけ近くで見させてもらっていました。
この1年間、私は何度か高知を訪れ、
物件探しや従業員募集、準備や想いなどをインタビューさせてもらいました。
そのたびに、
「彼の話を聞いている私の方が元気になる」
「どうなるのか楽しみでしかたない」
そんな気持ちにさせてもらっていました。
そして、気づいたんです。
“自分の目標を、言葉にして、
人に伝えること”
それは、ただ願うよりも、ずっと強い力を持っているということ。
そして、私はこのインタビューが楽しくてしかたありませんでした。
「きっと、彼ならできる」
そう信じられる人の物語に立ち会えたことで、私自身もまた一歩前に進みたくなったのです。
彼の決断は、きっと誰かの勇気にもなる。
だから私も、これからも
**「人の想いが形になる瞬間」**を伝えていきたいと思っています。
ぜひ、これを読んでくださった皆さんも、高知県に行かれる際は、
**土佐茶食堂『ちゃづる』**へ。
『ちゃづる』の空気感は、Instagramからも伝わってきます。
食欲そそる料理写真や、お店づくりの想いなどもぜひご覧ください🍵
土佐茶食堂ちゃづる(@chadzuru_777) • Instagram写真と動画
お茶漬けをはじめとする、心と体がよろこぶ料理と、店主のあたたかい笑顔が待っています。
ちなみに私は、オープン2日前にお伺いしましたが、
オープンしてからはまだ訪れておりません。
近いうちに、あらためて『ちゃづる』を訪れて、
夢を叶えた店長に、直接お祝いを伝えたいと思います。
より多くの方が『ちゃづる』に行ってもらえればうれしいです。