復帰戦で惨敗。
絶望のなか、差し出してくれたのに握ることを躊躇した得体の知れなかったまゆさんの手。
4ヶ月のブランクで身体が自分のモノじゃないみたいに使い物にならなくて、1人じゃどうにもできなくなってがむしゃらに握った。
何もかも無くしてしまった私にとって、ただ一つの希望の光でした。
一緒にベルトを巻きたかった。でも巻けなかった。
まゆさんが選んだのはさきさんで、いつの間にか隣にいるのは私ではなくなっていました。
いつもチャンスをくれたのに、悔してくて頑張んなきゃ何とかしなくちゃってひとりでから回って、いつの間にかもっとどうにもならなくなって、私は本当にここにいていいのか迷ってしまった時もありました。
5STAR最終戦で花月に吐かれた言葉。
「大江戸隊を外れたこと後悔してるんじゃないのか？」
「お前が選んだ道は間違っていた。なぜなら結果が出ていないからだ。」
違う。
そうじゃない。
あの時選んだ道が正しいか間違っていたのかではなくて、自分の選択を正解にできるか出来ないかは、その後の自分自身でしかないんだ。
とったよ。
第18代目 アーティスト・オブ・スターダムチャンピオンになりました！
想像以上に長い長い長い長い時間がかかってしまいました。
8か月前に正規軍に入って初めて持てた夢。
そのあと1度諦めて自分の中に封印してきた夢。
まゆさんの顔見るとすぐ泣いてしまうのはこれでおしまいじゃ！
でもねー、本当に凄いんだよ。まゆさんは。
皆さんまゆさんのかっこよさ、可愛さ、人を引きつける魅力は重々承知だと思うんですが、リングの上から見るまゆさんの姿はもっともっと飛びっきりなんだよ！
信じられないほどキラキラしてて、後光って本当にさすんだーってびっくりするんだよ。
言葉にすると自分の汚い部分が露呈してしまいそうで、今までなかなか口に出せなかった自分の気持ちが、この時の頭を撫でて下さった手で全て浄化されたような気がしました。
ひとりだけ短足の宙吊り
記者会見でさきさんとちょっとピンク論争して、ほんとはね、さきさんがピンクがいいとたむも思ったんだけどね！
でも昨日やっと同じ目線に立てた。
めちゃくちゃ楽しかった。
そして最後に、私に託して下さった。
たむちゃん決めろー！って。
あえて、私に。
まゆさんに見てもらって必死に練習したタイガースープレックス。
この技で決められたこと、これから中野たむがSTARSの一員として戦っていく事への大きな自信になりました。
STARSは輝く星の集まりです。
ちっちゃい星もおっきい星も、消えそうな星もへんてこな星もいます。
私は一番星ではないけど、ここからもっとめちゃくちゃな色に輝いていくから！
ポリゴンショックに気をつけて！
あの、太陽見る時の黒い眼鏡かけて見守ってて下さい！
これまで何度も挑戦を繰り返して、その度に売店で悲しそうな皆さんの顔を見て申し訳なくって、もう勝てないなら期待も持たせたくもないと落ち込んだ時もあったけど、やっと少しだけ恩を返す事ができたかな。
長い間待っててくれて、一緒についてきてくれて、勇気をくれてありがとう。
皆さんがいるから、まだまだ辛くても走り続けられます。
アーティストのベルトは防衛回数が少ないから、いちばん長く防衛していきたい！
見ててね！その眼鏡がボロボロになる時まで！！
...で、
ベルト=結果
が全てとも思ってないですけど、花月はどうなの？
結局私とベルトかけて戦ってくれるの？なんなの？学級崩壊なの？