────次の日
部活が始まる前に、ある先輩が「あ・・そーいえば・・」
と思い出したかのように主人公に話しかけた
「○○ちゃん昨日風間と一緒にデートしてただろ~?」
「えっ・・・!!」
主人公は焦った
「デパートから二人が出てくるのみたんだよな~!!」
すると千葉先輩が
「おい風間・・○○さんに手出したら俺の責任にもなるんだからな」
と脅すように言った
「なんもないですよ。」
大翔はハッキリ否定した
沙也加が不機嫌な様子で主人公を見ていた
───練習が始まってから、部室にメガホンを取りに行くと、背後に気配を感じた
「わ・・沙也加・・びっくりした・・」
「私の方が可愛いんだから、手を退きなさいよ!!もう大翔としゃべらないで」
急な発言に状況が飲み込めなかったが、沙也加はとても睨んでいる
「そんなの・・無理だよ。同じ部活だし同じクラスだし・・」
「なによ・・・○○も大翔のこと、好きなの??」
「まだそーゆー風に意識したことはあんまりないけど・・。」
「なによそれ・・・・・!!
○○なんか大翔に釣り合わないのに・・・・・!!
覚えときなさいよ!!!」
バンッと部室のドアを閉めて沙也加はさらに不機嫌そうに出て行った
───────夜
(おなか空いたな・・)
主人公は急にお腹が空いたが、冷蔵庫はまだ空っぽだったため、一人寮を出てコンビニへ向かった
アイスを選び、鼻歌を歌いながら寮へ向かっていると、かすかにどこからか音が聞こえる
(この音────・・・サッカーボール・・?)
河川沿いに向かっていくとますますサッカーボールを蹴る音が大きくなる
(土手のほうに誰かいるのかな・・?)
主人公は土手を下りた
「────!!風間くん!!」
主人公がそう叫ぶと、
大翔はリフティングの練習をやめ
「え・・?」
と目をかすめて主人公をみた
「夜遅くにそんな無防備な格好でヘラヘラ歩いてんじゃねーよ」
大翔は主人公だとわかると、怒り出した
「こんな人気のない土手に下りてきて、俺じゃないやつに絡まれてたらどうしたんだよ」
「考えてなかった・・・」
主人公がしゅんと反省しているのを見て、
「ったく本当○○ってどんくせーよな。ほっとけねーよ」
「え・・・・?」
(今・・・なんて・・?)
主人公がパッと顔をあげて大翔の方をみると
「とにかく・・せっかく寮入れたのにこれじゃ意味ねーだろ。
ったく・・一緒に帰ってやるから、自主練つきあえ」
「うん・・・!!」
(やっぱり風間くんは優しいな─・・・)
その時ハッと手元をみて、
「その前に・・・アイス溶けちゃうから食べていい・・?」
と申し訳なさそうに大翔にお願いした
「ったくこんな時間にアイスとか太るぞ。」
「いいもん・・・」
二人は座って、話をした
「なんのアイス?」
「チョコミント」
「あんなの歯磨き粉の味しかしねーじゃねーか。」
「そんなことないよ!!もー風間くんはわかってないなあ!!」
「普通チョコチップだろ」
「それは王道すぎて嫌~。飽きるもん」
「チョコミントもかわんねーだろ!!」
「おいしいからいーの!」
主人公がおいしそうに食べていると
「一口食わせろ」
大翔が主人公の手をとり
アイスをぱくっと食べた
(間接キス・・・・)
主人公はその瞬間から意識してアイスが食べれなくなった
そんな主人公をよそに
「うあーやっぱチョコチップだな。これ歯磨き粉で作ってんじゃねーの?」
と不味そうな顔をする大翔
「そんなことないもん!!」
ムキになる主人公
「いいからはやく食えよ。先帰るぞ」
「待って~!!」
この後、二人でボールの蹴り合いをして、大翔と寮へ向かった
────次の日
朝学校へくると、主人公の教科書が散乱していた
「これ・・・・」
主人公がかき集めると、栄子が
「廊下にも落ちてたよ。一応全部拾っといたけど・・」
「ありがと・・」
「誰が○○にこんなこと・・・」
主人公は犯人が思いつかなかった───………
─────放課後
部室へいくと、部誌がビリビリにされていた
「ちょっ・・・これ・・・!」
栄子が驚いた
そこに、先輩達が入ってきた
千葉先輩がまず、話しかけた
「○○さん…俺は絶対違うって信じてるけど・・○○さんがやったって証人がいるんだ──…。」
「なっ・・・!!!!」
主人公は思わず叫んだ
「違います!!!!」
「違うって言っても証人がいるんだよな~…」
一人の先輩がはぁっとため息をつき、疑いの顔で主人公をみた
「○○はそんなことしません!!私今日一緒にいました!!!!!!」
栄子が主人公をかばう
「だから証人がいるってんだろ。」
「証人を信じるんですか?○○の意見は無視なんですか?」
栄子が睨むとその先輩は黙った
主人公は静かな声で
「すいません─…」と
謝った
「なっ・・・!!!!」
栄子は顔を真っ赤にして憤慨した
「○○…!!!!!!」
先輩たちはふっと笑って
「あーあ。少し顔がいいからって調子乗られたら困るんだよね~…」
と言って去っていった
千葉先輩が、
「俺は本当じゃないと信じたい。
○○さん、すまないが今日は部室を掃除しとくれないか?君は練習に参加」
そういって部室から栄子も出した
部室の外で、沙也加がにやりと笑っていた─────……
部活が始まる前に、ある先輩が「あ・・そーいえば・・」
と思い出したかのように主人公に話しかけた
「○○ちゃん昨日風間と一緒にデートしてただろ~?」
「えっ・・・!!」
主人公は焦った
「デパートから二人が出てくるのみたんだよな~!!」
すると千葉先輩が
「おい風間・・○○さんに手出したら俺の責任にもなるんだからな」
と脅すように言った
「なんもないですよ。」
大翔はハッキリ否定した
沙也加が不機嫌な様子で主人公を見ていた
───練習が始まってから、部室にメガホンを取りに行くと、背後に気配を感じた
「わ・・沙也加・・びっくりした・・」
「私の方が可愛いんだから、手を退きなさいよ!!もう大翔としゃべらないで」
急な発言に状況が飲み込めなかったが、沙也加はとても睨んでいる
「そんなの・・無理だよ。同じ部活だし同じクラスだし・・」
「なによ・・・○○も大翔のこと、好きなの??」
「まだそーゆー風に意識したことはあんまりないけど・・。」
「なによそれ・・・・・!!
○○なんか大翔に釣り合わないのに・・・・・!!
覚えときなさいよ!!!」
バンッと部室のドアを閉めて沙也加はさらに不機嫌そうに出て行った
───────夜
(おなか空いたな・・)
主人公は急にお腹が空いたが、冷蔵庫はまだ空っぽだったため、一人寮を出てコンビニへ向かった
アイスを選び、鼻歌を歌いながら寮へ向かっていると、かすかにどこからか音が聞こえる
(この音────・・・サッカーボール・・?)
河川沿いに向かっていくとますますサッカーボールを蹴る音が大きくなる
(土手のほうに誰かいるのかな・・?)
主人公は土手を下りた
「────!!風間くん!!」
主人公がそう叫ぶと、
大翔はリフティングの練習をやめ
「え・・?」
と目をかすめて主人公をみた
「夜遅くにそんな無防備な格好でヘラヘラ歩いてんじゃねーよ」
大翔は主人公だとわかると、怒り出した
「こんな人気のない土手に下りてきて、俺じゃないやつに絡まれてたらどうしたんだよ」
「考えてなかった・・・」
主人公がしゅんと反省しているのを見て、
「ったく本当○○ってどんくせーよな。ほっとけねーよ」
「え・・・・?」
(今・・・なんて・・?)
主人公がパッと顔をあげて大翔の方をみると
「とにかく・・せっかく寮入れたのにこれじゃ意味ねーだろ。
ったく・・一緒に帰ってやるから、自主練つきあえ」
「うん・・・!!」
(やっぱり風間くんは優しいな─・・・)
その時ハッと手元をみて、
「その前に・・・アイス溶けちゃうから食べていい・・?」
と申し訳なさそうに大翔にお願いした
「ったくこんな時間にアイスとか太るぞ。」
「いいもん・・・」
二人は座って、話をした
「なんのアイス?」
「チョコミント」
「あんなの歯磨き粉の味しかしねーじゃねーか。」
「そんなことないよ!!もー風間くんはわかってないなあ!!」
「普通チョコチップだろ」
「それは王道すぎて嫌~。飽きるもん」
「チョコミントもかわんねーだろ!!」
「おいしいからいーの!」
主人公がおいしそうに食べていると
「一口食わせろ」
大翔が主人公の手をとり
アイスをぱくっと食べた
(間接キス・・・・)
主人公はその瞬間から意識してアイスが食べれなくなった
そんな主人公をよそに
「うあーやっぱチョコチップだな。これ歯磨き粉で作ってんじゃねーの?」
と不味そうな顔をする大翔
「そんなことないもん!!」
ムキになる主人公
「いいからはやく食えよ。先帰るぞ」
「待って~!!」
この後、二人でボールの蹴り合いをして、大翔と寮へ向かった
────次の日
朝学校へくると、主人公の教科書が散乱していた
「これ・・・・」
主人公がかき集めると、栄子が
「廊下にも落ちてたよ。一応全部拾っといたけど・・」
「ありがと・・」
「誰が○○にこんなこと・・・」
主人公は犯人が思いつかなかった───………
─────放課後
部室へいくと、部誌がビリビリにされていた
「ちょっ・・・これ・・・!」
栄子が驚いた
そこに、先輩達が入ってきた
千葉先輩がまず、話しかけた
「○○さん…俺は絶対違うって信じてるけど・・○○さんがやったって証人がいるんだ──…。」
「なっ・・・!!!!」
主人公は思わず叫んだ
「違います!!!!」
「違うって言っても証人がいるんだよな~…」
一人の先輩がはぁっとため息をつき、疑いの顔で主人公をみた
「○○はそんなことしません!!私今日一緒にいました!!!!!!」
栄子が主人公をかばう
「だから証人がいるってんだろ。」
「証人を信じるんですか?○○の意見は無視なんですか?」
栄子が睨むとその先輩は黙った
主人公は静かな声で
「すいません─…」と
謝った
「なっ・・・!!!!」
栄子は顔を真っ赤にして憤慨した
「○○…!!!!!!」
先輩たちはふっと笑って
「あーあ。少し顔がいいからって調子乗られたら困るんだよね~…」
と言って去っていった
千葉先輩が、
「俺は本当じゃないと信じたい。
○○さん、すまないが今日は部室を掃除しとくれないか?君は練習に参加」
そういって部室から栄子も出した
部室の外で、沙也加がにやりと笑っていた─────……