あれから1週間がたった
主人公はどこに入ろうか迷っていた。
栄子が主人公の席へやってきた
「○○~次視聴覚室で説明会だってさ!・・・ってどうしたの?そんな悩んだ顔しちゃって」
「ん~。部活どうしようかなって」
「まだ悩んでたの?もう一緒にサッカー部にしようよ!!神坂先輩も歓迎してくれるはずだよ??」
「でも・・・」
「ほかに何か気になる部活あるの??」
「いや、ないんだけどもっといろんなところ見てから決めた方がいいのかなって。。」
「まあーあと少し時間あるし考えてみたらいいんじゃない?それより予鈴なるから急ごう!!」
「えっ・・ああ!!ほんとだ!!」
二人は急いで視聴覚室へ走った
着くともう席は埋まっていて後ろのほうしか空いてなかった
「後ろでいっか」
「うん」
二人は一番後ろに座った
ふと主人公の横を見ると
男の子が座っていた
「あっ・・・!!」
「栄子どうしたの??」
栄子は声のボリュームをおとし、主人公の耳にひそひそと話し出した
「○○の横に座ってる子が、前カッコいいっていってた伊吹瞬くん。クールだけど、そこがいいのよね~」
もう一度チラッとみると
伊吹瞬という子はうとうとして今にも寝かけていた
「顔わかんないけど・・確かにかっこよさそう」
「ほんと人気なんだよね~…水泳も全国レベルだとか」
「水泳部なんだ・・・。」
もう一度伊吹瞬を見ると
腕をくみ、頭をカクンカクンさせていた。
「ぷっ」
(まだ説明会始まったばっかりなのに・・マイペースだな、この人。)
主人公は暖かい目で伊吹瞬をみていた。
説明会が始まって30分くらいたった時のことだった───────
ドサッ
「ん?」
主人公が先生の話を聞いていると、急に肩に重みを感じた
パッと横に目をやると
伊吹瞬が主人公の肩に寄りかかって寝ていた
(ど・・どうしよ・・・)
栄子に助けを求めようとするが、栄子も眠りの世界に入っていた。
(この人・・・完璧に寝てるみたい。でも起こしたらだめだよね・・。。)
主人公はそのままの状態でその後も説明を聞いていた
キーンコーンカーンコーン
説明会が終わり、ぞろぞろと帰っていく中、主人公はまだ動けないでいた
「んん・・・よく寝た・・」
ふぁ~とのんきなあくびをしながら栄子が起きてきた
「え・・・栄子・・・」
「ん~?」
栄子は目をこすりながらくるっとこっちを向いて、笑い出した
「ちょっ・・!!その姿お似合い!!!!!笑
写メとろ~」
「そんなこと言ってないで・・どうしよう・・・」
伊吹は起きる気配がなかった。
視聴覚室から出て行く人をみんなこちらをチラチラ見ながら出て行った
その時
「おい、瞬。いつまで寝てんだよ」
パッと後ろを見ると
大翔がたっていて、伊吹の頭を揺すった
「ん・・・・あ、もう授業終わったんだ」
伊吹はボーっとしながら目をこすった
「まず授業じゃねーし。それに、肩もたれかかってたし」
大翔は主人公の肩をポンっと叩いた
「あぁ・・悪ぃ。さんきゅーな。」
伊吹はそういうと立ち上がり大翔と出て行った
大翔は主人公をチラっと見て、ドアを出て行った
「絵になるよね~、あの二人」
栄子はうっとりした表情をしていた
「うん、栄子が目をつけるのもわかるね!!」
「伊吹くんよりは風間くんの方がタイプかなあ~…。○○は?伊吹くん??」
「え・・急に言われてもわかんないよ。でも・・・」
「でも?」
「一回水泳部見に行きたい!!」
─────放課後
主人公と栄子はプールのある屋上へやってきた
プールに近づくにつれて女の子の声がわいわい聞こえてきた
「やっぱり水泳部も人気なんだねー。サッカー部には風間くんや神坂先輩、水泳部には伊吹くん。みんなちゃんとチェックしてんだねー」
「ほんと・・」
プールサイドへつき、イスへ座ると主人公は伊吹を探した
「いた・・・!!」
伊吹はまるで魚のように
綺麗な泳ぎをしていて
思わず見とれてしまった
伊吹がプールからあがると女の子はみんな「キャー」「こっちくるー!!」「声かけよーよ!!」と興奮している。
(すごいな・・・。)
主人公は唖然とした。
その時、伊吹はプールサイドへやってきた
「ねえ、練習の邪魔なんだけど。帰って。」
と一言言った。
一気にプールサイドは静かになった
「ごめんなさい」
「静かにしとくね」
女の子達は次々と謝りだした
伊吹は主人公達をみながら「ミーハーな気持ちで来られても困るんだけど。」と言った
「・・・」
主人公は何も言えなかった
(私は・・水泳に興味があるわけじゃなくて・・伊吹くんを見に来た。本当に、ミーハーだ・・私。)
「伊吹くん、キツいね」
栄子はヒソヒソと主人公に言った
その時主人公はすくっと立ち上がって、「栄子、帰ろう」と言った
「ちょ・・○○?」
女の子達だけでなく、伊吹もこちらをみた
「伊吹くん・・・ごめんなさい、私はミーハーな気持ちで今日見学に来ちゃった。でも、中には本当に水泳が好きで来てる子もいると思うよ。」
そう言うとハッとして
主人公は「それじゃ、失礼します」と言い栄子とプールを出て行った
伊吹は主人公の後ろ姿が見えなくなるまでずっと見ていた─────。
主人公はどこに入ろうか迷っていた。
栄子が主人公の席へやってきた
「○○~次視聴覚室で説明会だってさ!・・・ってどうしたの?そんな悩んだ顔しちゃって」
「ん~。部活どうしようかなって」
「まだ悩んでたの?もう一緒にサッカー部にしようよ!!神坂先輩も歓迎してくれるはずだよ??」
「でも・・・」
「ほかに何か気になる部活あるの??」
「いや、ないんだけどもっといろんなところ見てから決めた方がいいのかなって。。」
「まあーあと少し時間あるし考えてみたらいいんじゃない?それより予鈴なるから急ごう!!」
「えっ・・ああ!!ほんとだ!!」
二人は急いで視聴覚室へ走った
着くともう席は埋まっていて後ろのほうしか空いてなかった
「後ろでいっか」
「うん」
二人は一番後ろに座った
ふと主人公の横を見ると
男の子が座っていた
「あっ・・・!!」
「栄子どうしたの??」
栄子は声のボリュームをおとし、主人公の耳にひそひそと話し出した
「○○の横に座ってる子が、前カッコいいっていってた伊吹瞬くん。クールだけど、そこがいいのよね~」
もう一度チラッとみると
伊吹瞬という子はうとうとして今にも寝かけていた
「顔わかんないけど・・確かにかっこよさそう」
「ほんと人気なんだよね~…水泳も全国レベルだとか」
「水泳部なんだ・・・。」
もう一度伊吹瞬を見ると
腕をくみ、頭をカクンカクンさせていた。
「ぷっ」
(まだ説明会始まったばっかりなのに・・マイペースだな、この人。)
主人公は暖かい目で伊吹瞬をみていた。
説明会が始まって30分くらいたった時のことだった───────
ドサッ
「ん?」
主人公が先生の話を聞いていると、急に肩に重みを感じた
パッと横に目をやると
伊吹瞬が主人公の肩に寄りかかって寝ていた
(ど・・どうしよ・・・)
栄子に助けを求めようとするが、栄子も眠りの世界に入っていた。
(この人・・・完璧に寝てるみたい。でも起こしたらだめだよね・・。。)
主人公はそのままの状態でその後も説明を聞いていた
キーンコーンカーンコーン
説明会が終わり、ぞろぞろと帰っていく中、主人公はまだ動けないでいた
「んん・・・よく寝た・・」
ふぁ~とのんきなあくびをしながら栄子が起きてきた
「え・・・栄子・・・」
「ん~?」
栄子は目をこすりながらくるっとこっちを向いて、笑い出した
「ちょっ・・!!その姿お似合い!!!!!笑
写メとろ~」
「そんなこと言ってないで・・どうしよう・・・」
伊吹は起きる気配がなかった。
視聴覚室から出て行く人をみんなこちらをチラチラ見ながら出て行った
その時
「おい、瞬。いつまで寝てんだよ」
パッと後ろを見ると
大翔がたっていて、伊吹の頭を揺すった
「ん・・・・あ、もう授業終わったんだ」
伊吹はボーっとしながら目をこすった
「まず授業じゃねーし。それに、肩もたれかかってたし」
大翔は主人公の肩をポンっと叩いた
「あぁ・・悪ぃ。さんきゅーな。」
伊吹はそういうと立ち上がり大翔と出て行った
大翔は主人公をチラっと見て、ドアを出て行った
「絵になるよね~、あの二人」
栄子はうっとりした表情をしていた
「うん、栄子が目をつけるのもわかるね!!」
「伊吹くんよりは風間くんの方がタイプかなあ~…。○○は?伊吹くん??」
「え・・急に言われてもわかんないよ。でも・・・」
「でも?」
「一回水泳部見に行きたい!!」
─────放課後
主人公と栄子はプールのある屋上へやってきた
プールに近づくにつれて女の子の声がわいわい聞こえてきた
「やっぱり水泳部も人気なんだねー。サッカー部には風間くんや神坂先輩、水泳部には伊吹くん。みんなちゃんとチェックしてんだねー」
「ほんと・・」
プールサイドへつき、イスへ座ると主人公は伊吹を探した
「いた・・・!!」
伊吹はまるで魚のように
綺麗な泳ぎをしていて
思わず見とれてしまった
伊吹がプールからあがると女の子はみんな「キャー」「こっちくるー!!」「声かけよーよ!!」と興奮している。
(すごいな・・・。)
主人公は唖然とした。
その時、伊吹はプールサイドへやってきた
「ねえ、練習の邪魔なんだけど。帰って。」
と一言言った。
一気にプールサイドは静かになった
「ごめんなさい」
「静かにしとくね」
女の子達は次々と謝りだした
伊吹は主人公達をみながら「ミーハーな気持ちで来られても困るんだけど。」と言った
「・・・」
主人公は何も言えなかった
(私は・・水泳に興味があるわけじゃなくて・・伊吹くんを見に来た。本当に、ミーハーだ・・私。)
「伊吹くん、キツいね」
栄子はヒソヒソと主人公に言った
その時主人公はすくっと立ち上がって、「栄子、帰ろう」と言った
「ちょ・・○○?」
女の子達だけでなく、伊吹もこちらをみた
「伊吹くん・・・ごめんなさい、私はミーハーな気持ちで今日見学に来ちゃった。でも、中には本当に水泳が好きで来てる子もいると思うよ。」
そう言うとハッとして
主人公は「それじゃ、失礼します」と言い栄子とプールを出て行った
伊吹は主人公の後ろ姿が見えなくなるまでずっと見ていた─────。