昨年、１２月の事ですが・・・

毎日新聞系の月刊紙（市内のみ）、『月刊舞鶴』に載せて

頂きました。

《未来舞鶴》というキーワードで、自分の想いを記事にして

伝える・・・とても良い機会を与えて頂いたんですが、とても

難しい課題でした。

「一主婦である私が、何を伝えようか・・・？？？」

父ちゃんに相談して、食に携わる者としての想いを伝える事にしました。

考えに考えて・・・出来上がった記事がコレです↓

記事を読んで下さった方から、「とても解かり易かったヨ！」と、言って頂き、「もっと、たくさんの人に

伝えたら・・・？」と言う声も頂いたので、遅ればせながらブログで紹介させて頂きます

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■未来舞鶴■　　『食の安全』

中華料理屋に嫁ぎ、食に携わる仕事をする様になって、それまではあまり意識した事のなかった『食の安全』について常に考える毎日を送っています。

これは、「外食ばかりしていたら体が悪くなってしまう！・・・と、言われる様な外食屋であってはならない！！」と、常に言ってる主人の影響によるものです。

うちには小学１年生の息子がひとりいます。今が正に成長期でしっかりとした体をつくる土台となる大切な時期です。

息子が食べる物は、主人や私が作る物。それはお店でお客様に出している物とほぼ同じです。

「体に悪い！」と言われる物を好んで我が子に食べさせる親はいないと思います。お客様にだってそうです。

体に優しく安心・安全な物をおいしく食べて喜んでもらうのが、食を提供する側の思いです。

以前、『食』に関する現実と対処法が書かれている本を読みました。

そこには普段何気に口にしている食品に入っている『添加物』の事が詳しく書いてあります。読んでいくうちにショッキングな事が次々と出てきて・・・

特に驚いたのは、子ども達も大好きな加工品のミートボール。

それは『魔法』がとけたら低級のくず肉となり、現在ではペットフードとしかならない様な添加物の塊だという事・・・

でも、みんな食べてますよね。

お弁当のおかずや時間のない時の食卓には、どこのご家庭でも出てくる物だと思います。

そんな事ばかり気にしていると、何も食べられなくなってしまう・・・！

ですから「今、どんなものを食べているか」という意識が必要です。

私達大人は、もっと食に対する意識を高めて、子ども達に胸を張れる様にならなければいけないと思います。

うちのお店では化学調味料は一切使わず、天然の材料を使って調理しています。

調味料のひとつひとつにもこだわり、ラー油やマヨネーズも全て自家製の物を使っています。

そして大切な事は、「作り手の顔がわかる」という事です。

あらゆる物全てではありませんが、お店で扱う物の殆どは生産者さんの所まで行って、納得のいった上で使わせてもらっています。

それに生産者さんとお付き合いする事で、色々な事を学ばせてもらっています。

お米農家さんでは、農場に行って田植えや稲刈りを体験させてもらい稲の生長を教えてもらったり、

精肉業者さんの所では、牧場に行ってどういう環境で育ったのかを知る事ができたり、

魚の仕入れは、地元の田井・成生の港に行って漁師さん達に魚の扱いを教えてもらったりしています。

たまごと野菜の一部は地元・西方寺平の物を使い、平飼いの鶏の物や無農薬栽培にこだわった栄養価の高い物を使っています。

そして日本酒（純米酒）やお酢は蔵に行って、造りから見せてもらっています。

こうした所に行く時は、私達夫婦だけでなく息子も一緒に連れて行きます。

「何がどういう風に作られ、自分達のもとに来るのか」という事を、目で見て心で感じさせる事が我が家の食育なのです。

そういう経験をさせる事で『食』に対する大切さや感謝の気持ちが育っていくのです。

私達の街舞鶴は、豊かな自然の恵みでいっぱいです。

『中華料理屋』という枠にとらわれず、地元の良い物に目を向け、これからも『体に優しい安心・安全な料理』を作り続け、

主人と一緒に『食の安全』を伝えて行きたいと思います。

『未来舞鶴』の子ども達のために・・・