揺りかごが揺れる。
揺りかごに運ばれて、
私は遠くへ。

心地よい揺れはループ。
なのに、眠れない。

曇り空は今にも泣きそうな顔してる。


爪に埋め込んだ押し花だけが笑った。

“悲観しても 仕方ないさ
世の中は 嘘つきばかり
自分くらいは自分に
素直でいたいだけ”


美しい歌声に溺れて、
私は揺りかごに揺られる。



小説も好きだけど、
詩はその短い中に、全ての世界がある。

読み手によって永遠にもなるし、
刹那にもなる。
テーブルのアロマランプから、
甘い薔薇の匂いが生まれる。

横には二つ並んだ多肉植物。

眠れなくて暗い部屋で
灯から立ち込める匂いに浸る。


明日のことなんて、わからない。

写真写りが悪い自分が嫌い。
髪型が決まらない。

明日はどうなるかなんて、わからない。


この心がどこへ向かうかも、わからない。


多肉植物を覆う砂利を見つめた。
ただただ白い。