レビュー:ES4(KZ) | (´・ω・`)

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2018年年末をもってアメブロでの投稿を止めました。またどこかで・・・。

 

【購入品】

Amazonにて2,599円(税込み)で購入。本体色はブルーで、マイクが付いていないタイプ。

 

【使用環境】
XDP-100Rに直挿し。特に生活音の無い環境で使用。

 

【概要】
・リケーブル可能で、pinタイプのケーブルを使用できます。

・ドライバー構成は、

  ダイナミック型:1機

  BA型:1機

 のハイブリッド型です。

・音の傾向は低音寄りです。

・遮音性は平均より少し高い程度です。

・大きめなハウジングの割に装着感は悪くありません。

・コスパが非常に高い機種だと思います。

 

【デザイン】

 ハウジングの形状は、今では珍しくなくなったユニバーサルIEM型です。やや大きめなサイズですので、耳が小さい人は注意が必要だと思います。

 色はブルーとのことですが、青と緑を足して2で割ったような色となっています。透明度の高いハウジングで、内部構造がハッキリと目視できます。フェイスプレート側から基盤が見えるデザインが当イヤホンの特徴と言えるでしょう。

 ケーブルは編み込み式です。色は錆びた銅のような色合いで、渋いです。

 

【音質】

 低音よりの音質です。

 各帯域の音量は「低域:中域:高域=1.5:1:0.5」という印象を受けました。ダイナミック型の低音とフルレンジBAの中域を足し合わせたような音です。それぞれの質が値段の割に良いので音質は良い方ですが、低域から中域への繋がりに少し不自然さを感じますし、高域が量・質ともにイマイチです。

 全体的な解像度は平均並み、定位感はやや良く、音場は平均並みです。リスニング向けとして、凄く優等生な性能だと思います。

 音量は普通なので、アンプ無しでも楽しめると思います。


【フィット感】

 やや良いですが、人それぞれの相性差が大きそうな印象です。可能なら試着してみた方が良いかと。

 

【タッチノイズ】

 平均並みです。付属ケーブルが揺れやすくグリップ感もないので、耳掛け型の割には気になります。

 

【外音遮断性】
 
遮音性は平均より少し高い程度です。ダイナミック型ドライバーの為の通気口から音が入ってきます。

 

【音漏れ防止】

 気にするほどではありませんが、通気口から音が漏れる可能性があります。ちなみに通気口は耳との接触する側に空いています。

 

【携帯性】

 やや低いと思います。ハウジングサイズが大きめですし、ケーブルの分岐点が耐久性的に心配です。その癖、ケースが付属しませんので、とりあえずケースの購入は必須です。

 

【総評】

 凄くコスパが高いと思います。3,000円以下の価格とは信じられないレベルで、特に拘りの無い人にオススメするものとして最適です。既に評判の良いイヤホンを持っている人でも、サブ機として購入する価値はあると思います。

 ただし、あくまでコスパが良いだけで、全体的な評価としては5,000~10,000円の価格帯と張り合える程度です。粗を探すと、

  ・低音が支配的

  ・高域が残念音質

  ・低域から中域への繋がりが少し不自然

  ・ハウジングが大きめ

  ・ケーブルの作りが安っぽい

等々、色々と挙げられるイヤホンではあります。最初は価格を含めて凄く驚きを覚えると思いますが、過度な期待を抱くほどの機種でないことは確かです。


【備考】 ※比較機、エージング具合など

・付属品:イヤホン本体、イヤーピース(SML、各サイズ1ペア)、3.5mmコネクタケーブル

・24時間程度のエージングの後にレビュー
・レビュー時の比較機:Etymotic Research「mk5」