上の画像の内、左がJVCの「EP-FX6M (ダークグレー)」、右がSONYの「EP-EX11M B」です。FX6Mはウレタン製で、EX11Mはシリコン製となっています。どちらも大体400~500円程度で、1パッケージに4ピース入りです。
FX6Mは、遮音性を向上させる目的と低音の底上げを図る目的のために購入しました。EX11Mは、私の中での定番商品で、Maxellの「HP-CN40A」のために購入しました。
今回は、これらのイヤーピースについてレビューを行いたいと思います。まぁ、レビューというよりも感想の方が合っているかもしれません。
「HP-CN40A」で試したいところですが、まだ商品が届いていないので、今回は「MDR-EX300SL」と「XBA-H1」に装着して比較しました。視聴した際に用いた曲は、アニソンやJPOPとだけ。普段聴き分けする際に用いている曲で、低音から高音まで鳴っていて、細かい音も含まれているものです。
FX6Mは、同じくウレタン製であるコンプライのものと比較すると、反発が強めです。耳に入れる前に潰しても、耳に入れる頃には元の大きさに戻ってしまいます。仕方ないため、耳にフィットしたと感じるところまでねじ込んで使いました。そのため、他のイヤーピースに比べ、フィット感がイマイチです。
腐ってもウレタン製。音は、低音が強くなり、中高音はボヤけるようになります。5000円以下のイヤホンの多くは低音を売りにしている気がするので、もっと低音を重視したい人には向いているかもしれません。
遮音性は、EX11Mよりも良い程度です。コンプライのものよりは良くありません。恐らく、フィット感の問題だと思います。
EX11Mは、シリコン製のものの中でもコスパに優れた商品です。特別良いわけではありませんが、使えるならこれを使いたいと思っています。
音は、一般的なシリコン製のものよりも低音が少しだけ強くなる感じです。ただ、音質の変化は遮音性によるところが大きいと思うので、他のシリコン製のものと大きな差はありません。
遮音性は、普通です。私が普段から使っているからではなく、一般の標準品の中で普通です。パナソニックやオーディオテクニカより良くて、ゼロオーディオやSHUREよりも悪い。そのように考えています。
今回の件で思ったことが、FX6Mのフィット感が悪いことです。低反発と謳っていながら、ウレタン製の中では反発力が強いことが残念でした。フィットさえすれば、他社製と同等のスペックではあると思います。
とりあえず、私は今後EX11Mを基本として使い続けていくつもりです。コンプライでなくJVCを選んだ理由は価格で、コンプライは1年で2000円以上のランニングコストが掛かってしまうためことが要因となっています。2000円もあったら、別のことに使いたいと思ってしまいます。EX11Mは1ペアで数年は使い続けることが可能なので、コスパの差は歴然です。
個人的に、SONYは中間的な商品に強いと思っています。Panasonicは低価格台、SHUREはモニター色の強い音質のような感じで、ただの印象でしかありません。良くも悪くも。私はコンプライのような一級品ではなく中級品で十分だと思いました。
では。