「ぼく、また、ふためになっちゃった」
金曜日の夜中から2号がダウン。
「お兄ちゃんの元気パワー、半分2号に分けてあげて・・・」
今回は、夜中から、咳が始まって、明け方苦しくなって、
「朝一番で病院行って、楽にしてあげるから、我慢だよ」
そう言いながら、苦しそうな2号の顔を眺める、深夜5時。
8時になるのを待てずに、おんぶに抱っこで病院に駆け込む。
ぐったりした2号を見て、かかりつけの病院の先生がすぐに診察してくれた。
「いつも、いつもありがとうです」
ほんの短時間の間に、喘息の音が鳴ってた。
先生もびっくりしてた。
吸入してもらったら、少し楽になった。
でも、一人で歩けない・・・
「悪くなったら、すぐに来ていいからね!」
病院の看護婦さんの言葉に、心がとっても落ち着く私ーありがとうー
家に帰っても、ぐったり。
その日は1日、なにも食べず、夕方、ヨーグルトを食べてくれた。
新米をもらって、おいしいお米を食べて欲しくて、1口、口に入れる。
苦しくて、ぐったりしてるのに・・・
「お母さん、このお米、おいしいよ」
この言葉に欲が出て、
「もう1口食べる?」という私。
「ううん・・・もういい」
そう、さっきの言葉は病気の2号のやさしさなのだ。
私をすこしでも喜ばせようと気を使ってくれるのだ。
その夜、40度近い熱が、2回出た。
マラソンしてるぐらい心臓は動いてる。
肩も大きく動き、どこから聞こえるのか気管支のオーケストラ。
せつなくなる・・・見てるだけの私ーがんばれー
明け方、熱が下がって、汗をたくさんかいてる・・・
急いで体をふいて、服を着替えて、「もう大丈夫、苦しかったね」と声をかける深夜5時。
朝が来た。
だいぶ調子が良さそう・・・
おばあちゃんがご近所さんから、肉まんをもらってきた。
食べた!食べてる!1個をぺロリと食べた!ー嬉しいー
ふとんに起き上がれたから、今度は、ヨーグルトを居間に用意して、
「ここで食べてみよう!2号、根っこが生える前にここにおいで」
2号は、根っこが生えたら大変と居間に出てきた。
あ~良かった。復活したぞ!
鏡を見ながら、
「ぼく、ふためになったときは、病気なんよ!」
二重になった目を見ながら、手で触りながら、
「はやくふためがとれるといいなぁ~」
ふため・・・
二重のことを、ふためという2号。
ふためのおめめ、かわいくて、とっても好きなんだけど・・・
あんまり見たくないそのふため・・・
昨日から、学校に行き始め、
今日はいもほり・・・
でっかいのを掘って来い!