秋も深まり、仙石原のススキや、その先、長安寺の紅葉が秋空に映える季節になりました。

仙石原のススキを見ていると、人生そのものの一側面を感じます。

少し離れたところから俯瞰すると、ススキはやわらかい帯のように連なり、緑の山すそと対比してダイナミックな美しさを見せてくれます。

しかし、近づく、さらにススキの中道を歩くと、両脇に高く生い茂ったススキが見えるだけで、さきほど見えた全体風景とは縁もゆかりもない、近接風景しかありません。

人生ってそんなものかもしれません。どまんなかに居ると、全体像が見えないのでしょう。

全体像は、想像するしかないです。その想像力があるかないかが、賢さの指標なのかな。