創作落語の会…別名、六代文枝一門会のようなもの。べ瓶さんが一門会じゃないよぉ~感を醸し出していました。

イケメンの乾瓶さんにチケットをもぎっていただき、枝之進くんにチラシを貰い、客席へ。めっちゃ大人数!超満員でした。

まずは、桂三実さんから。
「ギンギラギン」…それ?そこ?そのモノマネ?「その歌の意味がまさかのそういうことだったのか!」という、展開の話。昔に比べて声の出し方が良くなっていた。前は、若干柔らかいトーンの声だったけど、今日の声はお腹から声が出ているという感じで、良く通る声で聞き取りやすかったです。ちょっと、駄洒落っぽいところもありで、楽しく拝聴できました。

次は、桂三度さんで「オンチン」。
このネタは…気を付けないと、しゃべり方が感染してしまいます。一度感染すると、しばらく抜けないので大変です。
ストーリー展開が面白く、しっかりと起承転結で綺麗にまとまった創作落語です。
切り口が独特ですが、展開がシンプルだから素直にその世界観に入り込んでしまいます。非常に怖いネタです。発音がおかしくなったらどうしよう(((((゜゜;)

そして、笑福亭からの刺客。笑福亭べ瓶さんで「出所ゴルフ」。
鶴瓶師匠の最後の弟子と言うことで…「べ瓶(べべ、関西では最後という意味でベベという)」だったはずなのに…15年ぶりに弟子をとり…べべやなくなったらしい。しかも、弟弟子は、イケメンの乾瓶さん。名前も男前!う~ん…頑張れっ!そして話は修行時代に…昔、バイトをしていたというべ瓶さん。その話を延々と…パンチパーマのお兄さんたちと絡まったとか…。
「めっちゃ、マクラが長いなぁ~」と思っていたら…話が終わって…帰っていく!
「えっ!」いつの間にか本題に入っていた!そして、どういうこと?と面っているうちに…次の方ので囃子が。

続いて出てきたのは、六代文枝一門の筆頭若頭?桂三風師匠。
三風師匠の創作落語は毎回楽しいものが多く、好きです。今回は、どんなネタかしら…ワクワクしながら、聞き入っていると…摩訶不思議なスマホアプリの話。
「なま中継」というネタ。
自分の行動を実況中継をするというアプリを使うことでおこる様が面白い展開になっています。
と、三風師匠の髪型が…パンチパーマではないけれど、パーマがあたっていて…前のべ瓶さんの話に出てきたお兄さんって、三風師匠のことかしら?と思ってしまいました。

ここで、中入り。

明けて、六代文枝一門のダークホース!
桂三幸さんで「ダークホース」。
猫さんとお馬さんが出てくるお話し。
マクラでは、スポーツ好きであることやゴルフの話をして…本題へ。べ瓶さんや三風師匠の話に出てきたキーワードをちりばめながら話を展開していました。
猫と遊んでいる三幸さんの姿は、ほのぼのとしていて楽しかったです。三幸さんそのものが猫っぽいですねo(*⌒―⌒*)o
やんちゃな落ち着きのない猫!(≧∇≦)
また、桂にゃん幸さんに出会えるといいなぁ~。

トリは、文枝師匠。「新監督」。
文枝師匠の人情ばなしは、聴かせる落語ですね。若い頃に比べて間の取り方がユッタリとしていて、言葉数もそんなに多くなく、綺麗な言葉で丁寧に紡ぎ出すストーリー展開は、知らず知らずの内に引き込まれていきます。やっぱり、風格が違うわね。
にしても、文枝師匠は野球がお好きなようですね。文枝師匠が「サニー」と呼ばれていた頃、落語家の野球チームを作られて、ユニフォームまで作られたくらいですから、野球への思いが伝わってくるようでした。

本日の演目が書かれていた台紙が貼り出されておりましたが、その文字の美しさに目を奪われそうになりました。
綺麗な文字。この文字は、どなたのものだったのかしら?

さて、明日が落語納めです。
良い締めくくりになりますように。