もう痛みに耐えられないと何度も思いつつ、ようやく1:00過ぎに分娩室へ。そこでも助産師さんは、子宮口は全開なのに赤ちゃんが降りてこないわねぇ、先生に聞いてみよう、と言うんだけど、肝心の医師が来ない。あとから思うに、医師は近くで借りてるマンションで待機していて、連絡が来てから病院にやってくる手はずになっていた模様。そしてようやくやってきた医師は、これまでの妊婦健診では見たことのなかった若い非常勤と思われる医師で、しかも眠たそうな顔をしてたので、かなり不安になり、いろんなことがアタマを駆け巡った。
医師からは2つの選択肢を提示された。ひとつは、陣痛促進剤をつかう、もうひとつは広めに会陰切開して吸引する、というもの。吸引は頭の形は大丈夫だろうか、とか万一医療ミスがあったら、とか色々不安になったけど、前者だと薬をだんだん増やしていくやり方なので、今すぐには産まれず、産まれるのは早くて早朝だ、と言われ、もう陣痛に耐えられなくなってた私は、吸引してもらうことにした。
陣痛の波にあわせていきんで、吸引器の電源(?)を入れ(出力の大きさなのか、数字を言っていた)、2回いきんだところで頭がでてきて、1:56無事誕生。あぁ無事に産まれてきてくれて良かった~
すぐに血のついたままおなかの上にのせてもらって、カンガルーケア。泣き声がちっちゃいね。そして身体をきれいにしてもらいにいくと、私は縫合やら後処理などをしてもらった。それが終わると、赤ちゃんは病院の産着と帽子をつけた状態で、私の胸元にのせてもらって、4:00までカンガルーケア。臍帯血も採取してもらい、金曜日なので無事に社会に貢献できる模様(土日だと細胞処理がお休みなので、臍帯血処置は行わないらしい)。導尿後、もともといた陣痛室へ車椅子で戻った。でも意外と体力は残ってるもんだと思った。歩けそうだったもの。
ここでパパ、いったん帰宅。病室に戻ってから、おなかがすいてるのに気づいたので、入院前に買っておいたウィダーインゼリーを飲んだ。そして少しだけ眠れたのかな。
翌朝8:00 朝食。朝食が終わる頃に前日の実習生さんが病室にやってきて、おめでとうございます~、昨日はありがとうございました~、などとご挨拶。この実習生さん、実習が終わってから就職する予定の病院は、なんとウチの近くに新しくできた地域の拠点病院だそう。第2子出産のときに、再会するかも。
午前中に、陣痛室から普通の4人部屋に移動。本当は個室希望だったけど、空いてないとのこと。
出産後のスケジュールが、病院からもらったプリントに分娩当日、1日目、2日目・・・と組まれてたんだけど、分娩当日は何も予定がない。私は分娩当日が深夜1時台ので、1日が長い長い・・・やることは何もないし、シャワーもまだ浴びれないし。なので、友達にメールしたり、荷物の整理をしたり、雑誌を読んだり、会社に出す書類などを書いたりして過ごす。
パパは14時すぎに来てくれた。その後、実家の母(おばあちゃん)も来て、休憩スペースで、パパが買ってきてくれたビアードパパのシュークリームを食べながら軽くお茶。
赤ちゃんはまだ新生児室の中で、お帽子をかぶったままネンネ。廊下から眺めて楽しむ。ホントにかわいいなぁ・・・ この時期、ちょうど出産ラッシュだったらしく、新生児室には赤ちゃんがいっぱい。数えてないけど、30人位いたような気がする。もちろん我が子が一番カワイイ!
それにしても、シャワーを浴びたいっ!とりあえず清浄綿を病院内の自動販売機で買ってきて、それで身体を拭いた。
夜はあまり眠れなかった。同室の他の3人は既に母児同室なので、泣き声が気になってしまうのと、私自身、精神が高ぶってたのもあるかもしれない。