週末、

この年の瀬に

実家の祖母がなくなり

急きょ福井の実家にとんぼ帰りで

帰省してきました。


92歳でした。


遠く北海道の地からご縁があり

福井へ嫁いだ祖母。


持ち前の明るさと社交性と

男勝りな根性で

看板娘として戦後からお菓子屋を

盛りたててきました。


高齢になり

痴呆がはいっても

店の事ばかり心配して、

自分が店に出よう出ようとしていたことを

今でも思い出します。


それだけ商売第一

お客様第一の人でした。


たとえどんなに怒っていても

お客様が見えるとコロッと切り替わり

満面の笑顔で迎えるその姿には

プロの魂さえ感じたものです


人付き合いもよく

世話やきだった祖母の葬儀には

本当にたくさんの方が

お参りに来てくださいました。

もちろん地域性だったり、

店をしているということもあると思うけれど、

それだけではない、なにかを

感じざるを得ませんでした、


親戚の1人が言いました。


これだけ高齢で

こんなにたくさんの方に

見送ってもらえるなんて

なかなかないよと。


確かにそうかもしれないな


県外からも

お世話になったと

たくさんの方が足を運んでくれました。


そして、

また違う親戚の方も一言


おばあちゃんは

それだけたくさんの人に

たくさん与えてきたということなんだろうね

そして、

後に継ぐ〇〇さん達も(私の両親)

そのご縁を大事に

あたためてきてくれた

ということなんだよね


それを聞きながら

改めて

祖母と両親の偉大さを

しみじみ感じつつ

色々考え深いものを感じていました


人生の終わりを締める儀式


そこで

その人が

その人の人生を

どう生きたか


どれだけの人に

どれだけの影響を与えたか


なんだか

そんな全てが垣間見えるような

気がしてならなりませんでした


祖母は

気も強くしつけなどにも厳しい人でした。

でも、

いつもそれ以上に

大きな愛情で包んでもらっていたのを

感じています


パーと華やかで

にぎやかな雰囲気がよく似合う

笑顔がかわいいおばあちゃんが

大好きでした


今のこの私がいるのも

少なからず

祖母の影響は大きいのです


おばあちゃん

本当にお疲れさまでした


そして

本当にありがとうね

どうぞ安らかにお眠りください