昨日は21年前阪神大震災があった日。
うちで相方とふたり夕食を食べながら、テレビで震災関連のドキュメンタリー番組を見ていました。
彼は、50歳すぎて転職し大阪へ引っ越してくるまで、子供の頃からずっと神戸で暮らしてきた人。
住んでいたのは震災の被害が最も激しかった地区で、まだローンの残る家は全壊しました。
昔のことはあまり話したがらなかった彼ですが、ゆうべはなぜか当時のことをいろいろ話してくれました。
彼にとって震災の記憶とは、いろんなものに対する「怒り」とともにあります。
綺麗なスーツでハイヒールを履いて視察に来た女性の国会議員に、
壊れた神戸の街を観光バスで見物にやってきた野次馬に、
自分たちは真っ先に復興住宅に入っておいて、被災者には「天災なのだから復興は自力で」と突き放した役人に。
彼の口癖は
「東京も地震で壊れてしまえばいい」
そうすればほんとにどんなものかわかる、政治家も役人も本気になって動くと。
震災がなければ今頃は家のローンも終わってた、
離婚することもなかったやろ、とぽつんと言ったことのある彼。
震災をきっかけに人生ががらりと変わってしまった彼のような人は、きっとたくさんいるでしょう。
彼の感じた人生の理不尽を共有することは出来ないけれど、これからは少しでも楽しく健やかに過ごせたら、と思う7年めの1月17日でした。