母方の祖父が去年亡くなった。
私は結婚して地元を離れたのだけど
地元から離れた
4年前の結婚式にも
82歳という高齢にも関わらず
新幹線に乗って
出席してくれた。
とても優しい孫思いの私のおじいちゃん。
身長は小さめだけど
体つきはしっかりしていて。
煙草は結構吸っていたけれど
健康意識は高くって。
よく外を散歩してた
フットワークも軽くって
よく原付に乗って
出掛けていたな。
私のフットワークの軽さは
おじいちゃんから受け継いだのだと
思っている。
おじいちゃん、おばあちゃんの家に行くと
「よぉきたね!」
と言って
よく出迎えてくれた。
足腰も結構強かったのだけど
私が結婚して地元を離れた後
久々にあったおじいちゃんは
杖をついて歩いてた。
初曾孫に会わせられた時には
きっと私が誰なのかわからなかった。
その後すぐに肺を悪くして入院。
地元に帰った時には会いに行ってたのだけど
もう、寝たきりのおじいちゃんだった。
元気な姿を知っている分
悲しくなった。
もう私の名前は呼んでもらえないと悟った。
なんだか悔しくなって
私は誰でしょう?
妹の名前は?
おじいちゃんの名前は?
孫は?何人いる?
いっぱい質問した。
返ってくる答えは
「⋯⋯わかっとる。⋯」
わかってないくせに。
また、悲しくなった。
私のおじいちゃんはどこいった?
たまたま地元に帰った2日後
おじいちゃんは亡くなった。
会ったすぐだったからか
悲しかったけど
寂しかったけど
おじいちゃんの遺体を見た私。
おじいちゃんの抜け殻だ。
と
思った。
死んだんだけど
この世にはいないんだけど
なんだかまた会えるようなこの感じ。
近くにいるような感じ。
遺体はちがう。
おじいちゃんなんだけど
おじいちゃんじゃない。
初めてだった。
なぜこんな感覚になったか
わからない。
嫁ぎ先に帰ってきて
亡くなる前より
おじいちゃんを近く感じる。
そばにいてくれているのかな。
元気な姿を思い出す。
「よぉきたね!」
私がおじいちゃんの元に行くその時。
またそうやって迎えてくれるだろうか。