こんにちは。
前回のブログでは、ヨロッパのスペイン語と南米のラテンアメリカのスペイン語についてお話をしました。
スペイン語で会話したい人には、ラテンアメリカのスペイン語は覚え安く、話しやすいというのがメリットです。
しかし、資格試験を目指したい方や、大学で学んだスペイン語を続けたいという方にはヨロッパのスペイン語がオススメです。
それは、国際的に認められている資格だからです。
- ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)に基づいたレベル分けがされており、A1(入門)からC2(最上級)まであります
- 読解、リスニング、ライティング、口頭試験の4つのパートで構成されています
- 試験はスペイン語で行われ、試験に関する指示もスペイン語です
- 有効期限はありません
- 日本国内でも大学のスペイン語授業における単位認定や、企業での資格要件として使われています
- 世界中の教育機関、企業で最も認知され、留学や就職の際に利用できます。
DELE(Diploma de Español como Lengua Extranjera)A1レベルの試験では、基本的なスペイン語の理解と使用能力が問われます。
ラテンアメリカのスペイン語とヨーロッパのスペイン語(特にスペインのスペイン語)にはいくつかの違いがあります。以下に主な違いをいくつか示します。
1. **人称代名詞の使用**:
- ヨーロッパでは「vosotros」を使って「あなたたち」を表現しますが、ラテンアメリカでは「ustedes」を使います。
- 例:
- ヨーロッパ: “¿Vosotros dónde estáis?”(君たちはどこにいるの?)
- ラテンアメリカ: “¿Ustedes dónde están?”(あなたたちはどこにいますか?)
2. **動詞の活用**:
- 「vosotros」を使う場合、動詞の活用も異なります。
- 例:
- ヨーロッパ: “Sois una familia preciosa”(君たちは素敵な家族だ)
- ラテンアメリカ: “Ustedes son una hermosa familia”(あなたたちは素敵な家族だ)
次回は、DELEの実際の問題を共有します。