デザインイノベーション特論(5/11)アッキーレ・カスティリオーニ
第2回はAchille Castiglioni(アッキーレ・カスティリオーニ)について。
カスティリオーニには3つの手法があります。
1、Redesign : 既存の製品に手を加える
2、Ready made design : 既存の部品を流用する
3、Metaphor : 楽しさを加える
このスツール。赤い座面はトラクターの部品の流用です。
これがReady made designなんですね。
他には
まんま自転車のサドルですw
座り心地はなんとなく想像できますが、なんか楽しそうですよね。
真ん中がピンクなのは、イタリアでは(当時?いまでも?)自転車のイメージといえばこの色だからだそうです。
でもあんまりこの色の自転車って見たことないような……
さて、カスティリオーニはデザインをするときにまずキャビネットの中を覗くそうです。
キャビネットにはおもちゃやガラクタが整理されていて、そこから楽しさや面白さ、どんなものが驚きや興味を与えるかなどのヒントを探すそうです。
これはなんか真似出来そうです!
自分の部屋にもなんか捨ててないガラクタいっぱいありますからww
ただし、カスティリオーニはマテリアルごとに棚を作ったりとキレーに整理整頓していて、いつでもすぐに見れるようにしていたようです。
あんまり整理整頓得意な方じゃないんですが、自分なりのキャビネット作ってみようかな。
デザインイノベーション特論(4/28)ポール・ランド
これから、大学院の授業「デザインイノベーション特論」の内容を書いていきます。
この授業では、毎週著名なデザイナーの作品とともにその方のデザインアプローチを学んでいきます。
初回はポール・ランドについて。
ポール・ランドの作品には、コーポレートアイデンティティやポスターが多いです。
特にこのIBMのロゴなんかはほとんどの人が知っているのではないでしょうか。
こういった企業のロゴマークやポスターなどの他に、奥さんの書いたシナリオに絵をつけ、絵本を出したりもしています。
ポール・ランドいわく、
“Design is the method of putting form and content together.”
――デザインとは、形状と中身を合わせる方法だ。(訳あってる?)
だそうです。
つまり、形だけ作ったり中身だけ考えたりするのではなく、その2つの関係性をいかに完璧にするかが重要だ、とのこと。
確かに、中身がすごく良くても形がそれに伴わなければ、中途半端で物足りないものにしかなりませんよね。逆の場合もそうです。
自分も半端なもの作らないように肝に銘じておきます。
すごい難しいとは思いますがw