【ウィルスの手記】
僕はウィルス。
え、人間にもいるって?
違う違う、あの方はブルース・ウィリス。ウィルス仲間ではない。
まず言っておきますね。
僕たち広がることが大好き。でも、人間を殺そうとは思ってないの。戦おうとも思ってない。
僕たちはね、人間専門のウィルス。人間がいないと生きていけないの。人間がどんどん広めてくれることが嬉しい。
昔は苦労したよ。村と村が接点なかったから。全然広がらず終わっちゃうの。
だからね、まず人間の閉じた世界を開かせることにしたの。一部の人間に入り込んで、欲望系を刺激してあげたの。そしたら効果てき面。すぐに隣の村を侵略してくれて、僕達の広がるチャンスが増えた。
僕たちのプランだと、その次は不安系を刺激しようと考えてたんだけど、必要なかったみたい。
だって、欲望系を刺激して隣の村を侵略した人間は、勝手に不安になってさらに侵略を始めたの。
そしたらね、今まで孤立していて何の問題もなかった村も勝手に不安になってくれて、近くの村と一緒になったり、戦いを挑んだりしたんだ。攻められる前に攻める、とか言ってさ。
その後ね、また閉じようとする動きがあったので僕たちも対応したさ。
修行?とか言って山に1人でこもったり、目をつぶってる人が増えたんだ。これじゃ、僕たちウィルスは広がらない。そこで、また入り込んで煩悩系を刺激してあげた。これも効果てき面。
山から町に出てきて、遊びまくってくれた。これでまた僕たちは広がれた。ふー。
僕たちの祖先のそうした努力が実を結び、生きやすい世の中になった。
国はグローバル化を叫び。どんどん繋がってくれるし、電波を通じて欲望を刺激してくれる。どんどん触れ合って、活動してくれる。
ただね、人間が進化しちゃって触れ合わなくても満足できる仕組みを作っちゃったの。この時は僕たちも対策本部作ったよ。
そこで、手を打ったのが、僕たちも触れ合わなくても広がる仕組みを作ったの。
一部の人間に入り込んで、インターネットとやらで僕たちウィルスを広めてもらう。これも効果あったなあ。僕たちが入り込んだ中にはハッカーって称する人間も出てきた。
そうなんです。インターネットウィルスも僕たちの成果なんです。
僕たちの成果はたくさんあるんだよ。
・欲望を満たすために拡大する。
・不安から行動させ、安住させない。
・閉じた世界を開かせる。
・自分との対話を、他人との対話にシフトさせる。
・グローバル化
・オープンイノベーション
挙げればきりがないくらいだよ。
これを読んでる人間は、やっぱお前らウィルスは俺たち人間を殺しにかかってるじゃないか!と言うかもしれない。
でもね、逆なんだ。人間に生きて欲しいの。人間が続かないと僕たちも続かないのだから。
えーっと、なかなか信じてくれないよね。
じゃ、人間以外の例を教えるね。
ミツバチね。ミツバチにも僕たちの仲間が入り込んでるんだけどさ、天敵がいるのよ。ミツバチにも。知ってる?オオスズメバチっていうの。名前だけでも怖そうでしょ。天敵にやられ続けたら絶滅しちゃうでしょ。なのにさ、ミツバチの奴ら何もしないのよ。メッチャやられてんのに、通常営業続けてんの。こいつら危機感ないんかい!このままじゃ絶滅するで!って、僕たちが動いたわけ。
だいたいね、オオスズメバチが来るとね、見張り役のミツバチが巣に逃げ帰っちゃうことにムカついてたわけさ。
そこで、一部のミツバチの脳に入り込んで、オオスズメバチが来ても覚悟決めて戦いを挑むようにしてやったのよ。ま、そしたら効果てき面。どうにか天敵に絶滅させられず、今では仲良くやってます。
ミツバチに入り込んだ仲間を東大のセンセ(人間)が「KAKUGOウィルス」とか名付けてくれたわ。なんかカッコええなあ。
どう?分かってくれた?
ほら、人間達が団結し出した。身内で戦ってる場合じゃないと気付き始めた。生き延びる手立てを世界中で必死に考え始めた。
僕たちウィルスは人間が永続してくれないと生きていけないのです。
僕はウィルス。
え、人間にもいるって?
違う違う、あの方はブルース・ウィリス。ウィルス仲間ではない。
まず言っておきますね。
僕たち広がることが大好き。でも、人間を殺そうとは思ってないの。戦おうとも思ってない。
僕たちはね、人間専門のウィルス。人間がいないと生きていけないの。人間がどんどん広めてくれることが嬉しい。
昔は苦労したよ。村と村が接点なかったから。全然広がらず終わっちゃうの。
だからね、まず人間の閉じた世界を開かせることにしたの。一部の人間に入り込んで、欲望系を刺激してあげたの。そしたら効果てき面。すぐに隣の村を侵略してくれて、僕達の広がるチャンスが増えた。
僕たちのプランだと、その次は不安系を刺激しようと考えてたんだけど、必要なかったみたい。
だって、欲望系を刺激して隣の村を侵略した人間は、勝手に不安になってさらに侵略を始めたの。
そしたらね、今まで孤立していて何の問題もなかった村も勝手に不安になってくれて、近くの村と一緒になったり、戦いを挑んだりしたんだ。攻められる前に攻める、とか言ってさ。
その後ね、また閉じようとする動きがあったので僕たちも対応したさ。
修行?とか言って山に1人でこもったり、目をつぶってる人が増えたんだ。これじゃ、僕たちウィルスは広がらない。そこで、また入り込んで煩悩系を刺激してあげた。これも効果てき面。
山から町に出てきて、遊びまくってくれた。これでまた僕たちは広がれた。ふー。
僕たちの祖先のそうした努力が実を結び、生きやすい世の中になった。
国はグローバル化を叫び。どんどん繋がってくれるし、電波を通じて欲望を刺激してくれる。どんどん触れ合って、活動してくれる。
ただね、人間が進化しちゃって触れ合わなくても満足できる仕組みを作っちゃったの。この時は僕たちも対策本部作ったよ。
そこで、手を打ったのが、僕たちも触れ合わなくても広がる仕組みを作ったの。
一部の人間に入り込んで、インターネットとやらで僕たちウィルスを広めてもらう。これも効果あったなあ。僕たちが入り込んだ中にはハッカーって称する人間も出てきた。
そうなんです。インターネットウィルスも僕たちの成果なんです。
僕たちの成果はたくさんあるんだよ。
・欲望を満たすために拡大する。
・不安から行動させ、安住させない。
・閉じた世界を開かせる。
・自分との対話を、他人との対話にシフトさせる。
・グローバル化
・オープンイノベーション
挙げればきりがないくらいだよ。
これを読んでる人間は、やっぱお前らウィルスは俺たち人間を殺しにかかってるじゃないか!と言うかもしれない。
でもね、逆なんだ。人間に生きて欲しいの。人間が続かないと僕たちも続かないのだから。
えーっと、なかなか信じてくれないよね。
じゃ、人間以外の例を教えるね。
ミツバチね。ミツバチにも僕たちの仲間が入り込んでるんだけどさ、天敵がいるのよ。ミツバチにも。知ってる?オオスズメバチっていうの。名前だけでも怖そうでしょ。天敵にやられ続けたら絶滅しちゃうでしょ。なのにさ、ミツバチの奴ら何もしないのよ。メッチャやられてんのに、通常営業続けてんの。こいつら危機感ないんかい!このままじゃ絶滅するで!って、僕たちが動いたわけ。
だいたいね、オオスズメバチが来るとね、見張り役のミツバチが巣に逃げ帰っちゃうことにムカついてたわけさ。
そこで、一部のミツバチの脳に入り込んで、オオスズメバチが来ても覚悟決めて戦いを挑むようにしてやったのよ。ま、そしたら効果てき面。どうにか天敵に絶滅させられず、今では仲良くやってます。
ミツバチに入り込んだ仲間を東大のセンセ(人間)が「KAKUGOウィルス」とか名付けてくれたわ。なんかカッコええなあ。
どう?分かってくれた?
ほら、人間達が団結し出した。身内で戦ってる場合じゃないと気付き始めた。生き延びる手立てを世界中で必死に考え始めた。
僕たちウィルスは人間が永続してくれないと生きていけないのです。