モノクロ①の続きです。

あれから1週間
電車の中を朝と夜探してみても彼女らしき人見かけない。

小林由依さんの電話番号が書かれたメモ帳
これにいっそショートメールでも送ってみるか??いやでも怪しまれるに決まっているしなぁ、、

このままもう会えないのかなぁ、会いたいなぁ、



最寄り駅降りると、駅に近いところにお洒落なバーができていた、
外観から内装まで外から見た感じものすごくお洒落で明らかに高いんだろうなぁと思いながら通り過ぎようとすると、店内にふと見覚えのある面影が。

え、小林由依さん??


ここで、アルバイトしてるのかな???なんて気になってちゃんと小林さんなのか確かめたくて店外をそわそわしていると、

「お姉さん〜ここ入って一緒呑まない??」

振り向くとビールの臭さプンプンさせ、足も千鳥足の男性2人に挟まれた。

最悪。今日世は華金だったの忘れてた。
とりあえず逃げようと手を振り解こうとするが、あまりにも男性の力に女の私が叶う訳ない、そう諦めようとした。



「だから本当何してんのあんた」
「おいおっさん、汚い手で彼女触んのやめろよクソが」

「ハッ、なぁに誰に言って、」

その声の持ち主は男性陣の手を無理矢理私と離れさせ、なんなら手を捻った?のか?あまりに早くて分からなかったが男性が地面で痛みにもがいているように見える。


「ほら早く消えろって言ってんの」

その一言でビクッとしてしまった。
小林さんの声?と疑うほど本当に冷たくて冷徹だったから。

男性達も流石にその一言でビビったらしく腰を若干抜かしながら慌てて目の前から立ち去っていった。



「怪我してない?」

「(してないです。大丈夫です。)」 
スマホ入力して画面を読んでもらう。

「うんうん、なら良かった。てか本当にあんた助けてばっかだわ〜〜、、お礼にさそこ私が働いているバーなんだけど呑んで行ってくれない?無理にとは言わないけど、」


小林さんが働いてるところ見れるってこと??
お酒たった一杯で顔赤くなってフラフラしてしまうぐらい弱い私だけど、ジュースでも飲めばいいか。働いてる姿見たいもん。


「お礼させて欲しいです。」

「よし決まり行こっか!」



1時間経ったけど渡邉理佐もうやばいです。
ジュース頼もうと思ったけど、小林さんにそれならお酒感全くないけどジュースとして軽く飲めるお酒作るよって勧められたの呑んだら味はジュースなんだけど、度数が高めだったみたいで立ち上がると絶対よろける。


とりあえず少しでも時間を置いてお酒を抜こう。
他のテーブルのお客さんに接客しながらお酒作ってる姿でも見ながら、やっぱりかっこいいなあと。


「っさん、ねえ、理佐さん」

んっ、あれ私どうしたんだっけ、、

「理佐さん起きて、ねえ帰るよ!」

小林さんが理佐さんって呼んでる。なんていい夢なんだろ、
ずっとずっとこの夢がいいなぁぁ。と段々小林さんの顔に白いモヤがかかっていき深い眠りについたのだった。


店長「困ったねえその子完全に潰れちゃったなあ、どうすんの?」

「んーーー家知らないしなぁ、私の家連れて行くしかだよねぇ」

店長「それが今は1番の解決策だと思うけど、ちなみにその子ずっと由依ちゃんのこと目で追ってたよ笑笑」


理佐さんが??私を??
確かに今日お店の外でずっとこっち見てきてたし、え、でもそんな都合がいい話あるか??


私は電車の中で助けた時から理佐さんに一目惚れした。
喋れないことは予想外だったけど、、、
また会いたいと思って余裕なフリをして連絡先渡したけど1週間待っても何もこなかったから脈なんて1ミリもないと思ってたのに。


まああまり期待はしないでおこう。
そう、心におまじないをかけながら、酔っ払い理佐さんを自分の家に連れて帰ることにした。



②終わりです。
お読みいただき、ありがとうございました。