MATCH Leather Works 〜駆け出し革屋は常識を知らない〜 -2ページ目

MATCH Leather Works 〜駆け出し革屋は常識を知らない〜

革細工をやりつつ、戯曲・シナリオを書いたりしています。
好奇心のみで生きていると言っても過言ではない。

MATCH Leather Worksでございます。

今日はクリスマス・イヴ。
サンタさん来てくれないかしら。
まぁ36歳にもなるとサンタさんになる側に回らないといけませんからね。
現実は厳しいなぁ。

世間は3連休で且つクリスマスなので、ファミリーもカップルも笑顔でお出掛けの模様。
ちょっと買い物に出掛けたら幸せそうにオシャレしたカップルが沢山でした。
呪詛の言葉が漏れそうになりましたがグッと我慢の子。
幸せにおなり。

クリスマスカラー完全無視の作業場にて紅殻テスト再開。
以前作ったクラッチバッグ、レザーフィックスが剥離するという現象が起こるのです。
よって塗りの検証をしてみました。

その為に追加した新しいヤツ。

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柿渋!
そう、柿の渋です。
木材に塗ったりして防虫・防腐効果等を果たしてくれるアレです。
紅殻と組み合わせて定着させるらしいので試してみる事に。

まずは紅殻を柿渋で溶いて塗ります。
そして乾かしてやりましょう。

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うん、見た感じは良し。
当然このままでは色移りMAXなので、上から柿渋を再度塗って乾燥。
そこからon the レザーフィックスです。
さぁ、どうなるでしょう。

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はい、ダメー。
曲げただけで剥離してくれます。
もうバッキバキに剥がれますね、コレ。
完全に粉っぽさのせい。
じゃあ拭き上げましょう。

水溶き紅殻を塗る。
乾燥させて拭き上げる。
水溶き紅殻を塗る。
乾燥させて拭き上げる。
上から柿渋塗る。
乾燥させてレザーフィックス。

さて、どうなるか。

…まぁなんとかなってる様子。
でも拭き上げの具合でムラが出来たりします。
更には拭き上げても多めに残ってしまう箇所では小さく剥離が起きたりしますね。
なんとも扱いが難しい。
ちなみに刻印を入れてると、そこに紅殻が溜まって後でボロボロ崩れました。
要注意。

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文字がマトモに判別出来ません。
手に色移りもするし、刻印入れには向いてませんね。

まぁ元々木材に塗るものだし、色移りするから手に触れるものに使いませんからね。
でもなんとか使えるようにしたいのです。

滋賀県は湖北のあたりじゃ紅殻って馴染みのあるモノなんですが、他の地方に行くと途端に見なくなったりします。
あの朱色とも茶色ともつかない色が好きなんですよね。
もっと方法を研究しないといけないなぁ。

どなたかいい方法御存知の方、おられましたらお知恵を拝借出来たら嬉しいです。

ついでなのでテストした紅殻レザーでキーケース。

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現状は色移りしないんですけど、しばらく使ってるとどうなのかもテストしないといけません。
少し様子を見たいと思います。

で、せっかくなので同じデザインのキーケースをいつもの水性染料で二段染め。

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こっちは安心して使えます。
染料ってラクなんだなって改めて思いますね、ホントに。

検証は続けて行きます。
とりあえず皆様、メリークリスマス!


お付き合い、ありがとうございました。