韓国の合計特殊出生率が史上初めて0人台に落ちた。合計特殊出生率は一人の女性が妊娠可能な期間(15~49歳)に産むと予想される子どもの数を意味する。
統計庁が27日に発表した「2018年出生・死亡統計暫定結果」によると、昨年の出生数は前年(35万7800人)よりも8.6%減となる32万6900人と集計された。これは統計を作成し始めた1981年以降、歴代最低値だ。
昨年合計特殊出生率は0.98人で歴代最低だった前年(1.05人)を下回った。
現在の人口水準を維持するには合計特殊出生率が2.1人でなければならない。「0人台出産率」は世界的にも類例を見つけにくい。統計庁のキム・ジン人口動向課長は「経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、合計特殊出生率が1未満に落ちたところはなかった」と話した。
(中央日報 2/27)
韓国の合計特殊出生率が遂に1.0人を割ってしまいましたね。
昨年あたりから指摘はされてきたのですが遂に現実になりました。
出生率の低下は高齢化社会を生み出し、総人口の減少に直結します。
即ちその国の国力を奪い、さらには国家、民族の生存そのものを脅かす事になります。
このままだと2023年頃から韓国の総人口は減少に反転します。
これは韓国だけの問題でなく、実は日本も全く同じ問題を抱えていますよね。
日本の合計特殊出生率は現在 1.43人で韓国よりは高いですが、人口を維持するには全く足りません。
すでに日本は2015年辺りから総人口が減少に反転しており、4人に1人が65歳以上という超高齢社会に突入しています。
このまま行けば日本も国家消滅、民族消滅の危機を迎える事になり、国家を挙げてこの問題に対処してゆかねばならないでしょう。
「貧乏人の子沢山」という言葉がありますが、実はこれは当っており、貧乏で生活レベルが低い国家ほど出生率が高く、豊かで生活レベルが高い国ほど出生率が低くなる傾向があります。
豊かな国々では少なく生んで集中投資して育てようとし、貧しい国々では多く生んで少しでも多くの子孫を残そうとする生存本能が働くようです。
ところで北朝鮮の合計特殊出生率は1.91人で、韓国の2倍ほど高い出生率です。
もし、韓国が北朝鮮と統一国家を成す事ができたらその国家はどうなるでしょうか?
南北の経済格差(北は南の3%規模)のため韓国民は非常に厳しい経済負担を強いられることになり、結果的に韓国の人々の生活レベルは今よりかなり貧しくなるでしょう。
そうなると「種の保存本能」が働いて韓国の出生率が向上する可能性があります。
韓国の出生率低下を解決する特効薬は結局「南北統一」ということになりそうです。