産経ソウル支局長を起訴決定、朴大統領も益々苦境に?! | ソウルの風に吹かれて、時には優しく、時には雷雨のごとく!

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韓国での暮らしを通して観た韓国社会の素顔や日韓関係、南北問題、韓流など興味を引く情報を紹介してゆきます。

韓国旅客船セウォル号沈没事故当日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が男性と会っていたとのうわさを報じ、朴大統領の名誉を毀損(きそん)したとして市民団体から告発された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(48)をソウル中央地検が起訴したことについて、韓国最大野党・新政治民主連合の朴智元(パク・ジウォン)元文化観光部長官は13日、不必要な行為だったと批判した。

 国会法制司法委員会の法務部国政監査で朴氏は加藤氏の起訴について、慰安婦問題の被害者を蔑視する産経新聞を広報する行為だと指摘。 また韓国を言論の自由がない国にしたほか、朴大統領が自ら問題がなかったと主張している事故当日の行動を世界中のメディアが報じることになったと主張した。

(朝鮮日報  10/13)




段々泥沼化してきましたね、この事件は。

黙って無視すればそれで収まったのに、変に大統領府が名誉毀損だと騒ぎ立てたために検察が先走って起訴し、おかげで世界中に報道される羽目になってしまいました。

高校生たちを含む300人以上が船に閉じ込められて水葬されてゆく中、国家の最高責任者が7時間もの間、どこにいたか誰も見ていないという不可思議な事件は韓国政府の無能さをさらけ出しただけでなく、朴大統領の非常時の管理能力にも大きな疑問点が付く結果となってしまいましたね。

大統領が男性となんとかが問題でなく、たとえばあの時、日本からも最高能力を誇る専門救助隊の派遣を申し入れたけど、それを受けるかどうか決定できる立場にいたのは朴大統領しかいなかったのにその所在が不明で適時な決定ができず、助かる命も助からなかった可能性があるということが問題なんですよね。



どっちにしても、この事件、大きくなればなるほど世界から注目を集め、韓国にとっても朴大統領にとっても「鬼門」となるのは間違いなさそうです。