北の「美女軍団」に揺れる南北の思惑!? | ソウルの風に吹かれて、時には優しく、時には雷雨のごとく!

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韓国での暮らしを通して観た韓国社会の素顔や日韓関係、南北問題、韓流など興味を引く情報を紹介してゆきます。

韓国で19日に開幕する仁川アジア大会に北朝鮮が「美女軍団」と呼ばれる女性応援団の派遣とりやめを表明したことに韓国が揺れている。

金正恩(キム・ジョンウン)第1書記夫人も選抜された経験がある美女軍団は、過去の派遣で韓国の話題をさらい、「南北融和の象徴」と評される一方、「色仕掛けの宣伝工作」と警戒する見方が交錯する。

韓国が派遣中止に右往左往すればするほど、スポーツを対外戦略に使おうとする正恩政権の術中にはまることになりかねない。

(サンケイ  9/6)





韓国は「秋夕連休」も今日までで、昨日は田舎からソウルに上がる帰省ラッシュがピークになったようです。

来る19日から 仁川アジア大会が始まりますが、なんせオリンピックとは違いますから今ひとつ世界から注目を集めるようなインパクトはありません。

そこで韓国側が「目玉商品」として期待したのが北朝鮮から来る女性応援団、いわゆる「美女軍団」です。



もともと朝鮮半島は美人が多いと言われていますが「北女南男」という言葉があって、女性は北が美人が多いと昔から信じられています。

金正恩首領の夫人、李雪主氏も05年の仁川アジア陸上選手権に応援団員の一人として参加したことで知られていますよね。

今回も北は当初350人ほどの選りすぐりの美女たちを準備していると報道されていましたが、おそらく本人たちは仁川に行くことを前提に 今も準備訓練を 続けていると思いますよ。



朴クネ政権とっては対北朝鮮交渉が行き詰まりになっている中で、仁川大会に北朝鮮が選手団を送ってきたことを対北交渉再開の契機としたいのは間違いなく、そこへ北の美女軍団も動員できれば、世界のマスコミが注目する絶好の「南北融和の目玉商品」となります。

北から見ても「滞在費」の名目で相当額の外貨を今までの韓国政権から受け取って来ていましたし、「対南政治工作隊」として色仕掛けで韓国男性たちを魅了し、北に対する親睦感を高揚させることができますからね。


南北ともに政治的メリットを認めている 北の「美女軍団」、開幕まで後10日あまりの間に劇的な 女性応援団の派遣合意がなされるかもしれませんね。