今朝のUS女子オープン最終ラウンド、眠い目をこすりながらTVライブ中継でかじりつきました。
結果はやはり韓国の朴仁妃(パク・インビ)が74で回って首位を守り、通算8アンダーの280でメジャー大会3連勝を果たしました。
2位が4打差で金寅敬(キム・インキョン) 、3位は柳簫然(リュ・ソヨン)と韓国勢がずらっと上位を占めましたね。
期待した日本の宮里藍は74とスコアを落とし、通算4オーバーで結局11位となり、宮里美香は75で10オーバーの31位、上原彩子は76で11オーバーの36位に終わりました。
しかし、パク・インビは本当に強い! めちゃくちゃ強いです!!
全盛期のタイガーウッズのようですね。
今、この「勢い」を誰が止められるのでしょうか?
今回も上位3位を韓国勢が独占しましたが、このUS女子オープンは韓国勢と実に相性の良い大会です。
1998年に韓国人として朴セリが始めてUS女子オープンで優勝しました。
この時、私も韓国でTV観戦しましたが、本当に感動的な名勝負でしたね。
この時は最終的に朴セリとタイのシャシリポーンとの対決となり、2人だけで翌日プレーオフ18ホールを回る事になりました。
緊迫した試合展開で共に同じスコアで迎えた最終18ホール、朴セリは最大のピンチを迎えます。
左に池のあるホールで朴のショットは池に入りかけた雑草茫々のラフで止まります。
一方、シャシリポーンはフェアウェイをとらえていてこのまま行けばパーは確実。
絶体絶命のピンチに朴セリは賭けにでます。
彼女は池に入ってそのままボールを打つ事を選択し、靴と靴下をその場で脱ぎます。
彼女の日に焼けた黒い足の足首から下だけが妙に白かったのが今でも目に焼きついています。
結果的にプレーオフ18ホールで勝負がつかず、とうとうサドンデスに突入します。
そして2ホール目に朴セリが勝負を決め、劇的な優勝をしました。
朴セリのUS女子オープンでの優勝は当時、国家破産危機でIMFの統制に苦しむ韓国国民に勇気と希望を与えるものでした。
その朴セリの活躍を見て、多くの有望な若手選手たちが雨後の筍のように韓国から生まれてきました。
ここ10年の間にUS女子オープンで韓国選手が6回優勝しており、今回優勝したパク・インビは2008年度にも優勝しており、今回で2度目という相性の良さです。
女性が世界的に活躍しているのに比べて男性は今一歩パッとしないのは日本も韓国も同じですよね。
当分、日韓男性は女性に頭が上がらない時期が続きそうな気配ですね。