四ツ谷にて。



うまい洋食屋はないものかとフラフラしてみる。


そこで見つけたのが洋食屋『バンビ』。


薄汚れた外観と味のある看板に惹かれて近づいてみると

昭和な空気がプンプン漂っている。


お洒落とは程遠いが活気に満ちていた。

「ここにしてみるか」


店内はほぼ満席の状態で忙しなく回転している。


オープンキッチンでくるくる動き回っているのは

年季の入った3人のシェフ。


いい感じだ。


和牛ハンバーグのデミグラスソースを注文してみる。


680円。

本当に和牛か?


これまた年季の入ったフライパンから出てきたのは

シンプルなデミグラスソースのハンバーグ。


ナイフとフォークをいったん手にとる。

「違う。これは箸で食べるものだ。」


まったく気取らない肉塊を

割箸でガツガツ放り込む。


うまい。


いや、たぶん特別うまくはない。


だがうまい。


それはこの店の空気だ。

空気がうまいんだ。


早い、安い、うまい。


本当に和牛か?

そんなことはどうでもいい。


気にいった。


いや、惚れた。


帰り際、不格好に低い天井に頭をぶつける。


「ごめんねー、大丈夫ー?」


ええ、大丈夫です。

そんな内装も愛おしい。


満足して外に出る。


ふと食後の珈琲が飲みたくなった。


そこにあるドトールには目もくれず、

コカコーラの自動販売機に100円玉を入れる。


甘ったるいMAXコーヒーを口に含み

「あいかわらずまずいわ」


ぼやきながら帰り道を歩いた。




「つまらない大人にはなりたくない」

と言ってちょっとばかり道をはずしてみる。


すると、

「ちゃんと生きろ」

「夢ばかり見るのはやめろ」



ならば、認められるために頑張って「大人」になろうとしてみる。


すると、

「つまらない奴」

「自分の意思で生きてるの?」



要するに正解なんてないってことだろ。


つまり自由。


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読了。


マネー力 (PHPビジネス新書)/大前 研一

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タイトルは「マネー力」だが、

「大前研一の大予測」的な要素が強い。


今後の世界の流れ、日本が進むべき道、日本人は何をしなければならないのか…


非常にわかりやすい内容だが、

大事なのは本書での学びを実行すること。


もっといえば本書の内容を踏まえて

さらに先の未来も予測して動いていかなければならない。