俺 ハワイに行きたい
今 行きたい
今
今すぐ
Just Now!!
I want to go just now!!
To Go Hawaii!!
来週月曜に呼ばれてる
シカゴでもなく
来週木曜に呼ばれてる
ロスでもなく
いやロスは いいけど
行きたいけど
でも 今は
この週末は
ノースシュアで
ぼ〜っとしたい
何も考えずに
ローカルサーファー
たくさんいて
みんな素敵な波に挑んでる
俺も 今は
ただ 波に
挑みたい
波と
戯れたい…………
あの ゆったりとした
空気が流れている あそこで
お前がビーチに座って見てる
そんな幸せ感じながら
そこで ただ
何も考えず
波を 待ち
そして
波に 乗りたい
きれいなんだ
ハイビスカスが 真っ赤で
本当に綺麗なんだ
それに 空気が 温かくてのんびりしてて
あの匂い
なんとも言えない あの 匂い
まるで俺を待っていてくれたかのような
「お帰り……」
「待ってた……」
そう言ってくれている
ホントに そう思える
そんな
匂い
俺
だめなんだ
空港 降りた途端
涙が出て
だめなんだ
なんでか分からないけど
ただ 俺の瞳から
涙が出て
頬 伝って
恥ずかしいけど
拭きたくないんだ
その涙
出したいんだ
ここに持ってきたすべてのもの
出しさって
流し去って
ハワイのすべて
新しいハワイを
俺の中に詰め込んで
それ………
持ち帰りたいんだ
次の自分のために
これからの 自分のために
俺とウンサンのために
だからいつも
俺 最後に 降りる
皆 全員降りてから
降りるんだ
この 乗り慣れた 飛行機
そうなんだ
分かるか？ 俺の気持ち…
分かってくれるか？
俺の心 許せるのは
この 波 と
ウンサン
そして あの男たちとその女たちと
そうだな…あとは
オンマと兄さんと……
ほんの少しの友人と
この俺たちの話
毎回
毎回
毎回…………
読んでくれてる
その人だけだな
これハワイじゃなくて
あの島だけど
こんな景色と同じような
あの島も 見えるんだ
あそこで………
ごめん………
俺 ちょっと
眠りたい
この前から 肩借りて
寝てばかりだけど
もうちょっと
寝させてくれるか？
ほんのちょっとでいいから
波に乗らせてくれるか？
２、３本だけでいいから………
お前も、行くか？
うん…
行く！
行きたい……
行っても いい？
私も なんか
おんなじ 気持ち……
今のタンと
同じ 気持ち
だから…………
そうか
じゃあ 乗れ
ねえ……
あんまり 天気よくないね
しょうがないだろ？
天気までは俺にはどうにもできないだろ？
それとも
雲除去装置でも 俺の会社でも作って
もっと精度の高いやつ作って
世界に売るか？
売れるよな
そしたら 多分
こんな雲 全部跳ね除けられたら
いいもんな
なあ そうだろ？
ウンサン
そうね そう思う
やろうよ
タン その装置
みんなで あのみんなで
すっごいの作って
コストダウン図って
みんなが使えるようになったら
すごいよね
ははは
そうだな
なんか ちょっと 楽しくなったきたぞ
さすが ウンサンだ
俺の ウンサンだな
でも お前
ちょっと 顔が 疲れてるぞ
少し 眠れ
まだ ノースまでは
ちょっと かかるから
どうせ 空も晴れてないし
ほら 眠れ
寝ると 肌寒くなるから
後ろにブランケットあるから
それかけて
少し 眠っとけ
ああ この木
この緑
帰ってきた ノースに
俺の
いや
俺たちの
ノースシュアに
ウンサン 起こそうか……
いや もう少し眠らせとくか
ホントに疲れてるみたいだし
いったい いつも何をやってんだか
こいつは
ホントに
少しは気を抜けばいいのに
ああ 気は抜いてるようだけど
なんか 忙しそうで
アクセクしてて
だめだな
その心
少し俺が鍛えてやらないと
そんなに 急いでも
そんなに 焦っても
結局は 同じ
ゴールは同じ
だったら 自分の速度で
やればいいいじゃないか
だったら 自分のやり方で
やればいいじゃないか
ってこと
教えなきゃ
だめだな………
こいつに
教えなきゃ
だめだな………
ああ 見えてきた
ノースシュア
あそこに見えてきた
ああ……
でもホントに天気悪いな
天気いい日に来たことの方が
多いのに
どうして今日は こうなんだ？
さっきの 雲除去装置
真面目に開発しよう
世界最高レベルのやつ
あの ヨンに
仕切ってもらおう
あいつ すごそうだ
その 能力
それに ユンソン
あいつも ヨンと同じ類だから
なんだか 傷ついた心持ってるような
あの二人に
晴れ晴れとするようなこの製品
開発指揮とってもらおう
喜ぶだろうな
だって 楽しいだろう？
みんな 晴れた空見たいだろ？
雨もいいけど
やっぱり 晴れた青空だろ？
ああ 早く伝えたいな
あいつらに
驚くだろうな
やっぱり そろそろ
起こすか
ウンサン……
こんな ノースが見えてきたところ
見せなかったら
すごい怒りそうだから
おい ウンサン
起きろ
ついたぞ
ノースに
おいっ
ウンサンっ
んんん
もうちょっと
もうちょっと…寝かせて
お前 まったく
もう随分寝ただろ？
ほら早く 起きて
先に ハレイワ行って
なんか 買うか？
それとも そこで食うか？
うん…
ハンバーガー買って
ビーチで食べたい
そうか じゃ
早く起きて
う……ん……
でも 眠い………
だから起きろって
どうだ
少しは眠れただろ……
う…ん………
ずっと かかってたフラmusic
頭ん中で 聞こえてて
寝てたけど 聞こえてて
でも よかった
この曲
でも今週寝てなかったから
ちょっと寝たら
余計頭が痛くなっちゃって
躰も疲れ吹き出しちゃってて
でも フラmusicで
なんか すごい癒されて
……………
それで 私
ああ 私が ホントに 行きたいとこは
どこなんだろうって
そう思って
私が ホントに したいことって
なんなんだろう
って
そう思ってて
そしたら
だんだん痛くなって
涙 出て
全部投げ出したくなって
一度リセットしたくて
いいかな
しても
リスタートのための
の
リセット
re- set
の ための
re- start
なのか
よくわかんないけど
タン………
だからお前
ブランケット
顔まで引っ張ったのか
途中で
ブランケット 震えてて
なんだ
どうしたんだ
そう思ってたけど
そのままにしてた
なんとなく
分かるから
俺も
同じ気持ちだから
分かるから
だから
そのままに
してて…………
やっぱり……
そうだったのか……
お前……
だから タン……
ただ まだ
寝たい………
私
寝たい
寝かせて
お前 寝言 言ってたぞ
え？！ 寝言！！
ホントに？
嘘でしょ？
まったくようやく起きて………
最初っから起きろよ
俺が起きろって言ったら
起きろっ
俺の言うこと 聞けよ
いいじゃない
それくらい………
だから 一人で考えるな
俺が 一緒に 悩んでやるから
俺が 一緒に 考えてやるから
一人で 全部 背負い込むな
な
だから
起きろって
そう 言ったんだ
タン…………
マジ……で…………
泣くなよ
俺が 泣かせてるみたいだろ？
車の中
外からよく見えるんだぞ
それより 私 なんて言ってた？
いいのか 言っても それ
え？ 何？
私なんかまずいこと
言った？
ああ 相当まずいこと言ってたぞ
え……やっぱり……
言っちゃった？
やっぱり？
言っちゃったんだ
私………
おい お前？
何言ってんだ？
ああ どうしよう
言っちゃったんだ！
ああ タン！それはね
それは 単なる 思い過ごし
別に ホントにそう思ってるわけじゃなくて
だから 何言ってんだ
お前
あああ ごめんっ
ごめんなさいっ
でも 私一番好きなのは
やっぱり タンだからっ
一番好き？
やっぱり？
お前 それなんだよ
ああ 怒らないで
ちょっとだけ
ほんとにちょっとだけ
かっこいいなって思った…だけだから
お前！
なんだとっ！
もう一度言ってみろ
だから ごめん！
ユンソンと………
ヨンが………
かっこいいって思って
ごめん！タン！
はあああああああ？
なんだ…と……
おま…え……という…
やつ…は……
ひど……い………
俺が こんなに
お前に 真剣なのに
お前だけなのに
俺には
お前しか いないのに
お前しか 見えてないのに
お前は
お前というやつは
ひどい……やつ……だ……
あそこで言ったこと
嘘だったのか？
俺に言ってくれたこと
あれは 嘘だったのか？
俺の涙
忘れたのか？
だからさ
そうじゃなくて
あれ？
もしかして
寝言なんて
言ってなかったの？
私？
タン！
ほんとは そうなんじゃないのっ！
ああ…あ…
ああ！ そんなことどうでもいいだろ？
お前 俺以外の男にも
目がいくということ
よく分かったから
そういうやつだってこと
よく分かったから
もう 知らん
好きにしろっ
俺一人でノース行くから
お前一人ここで食べてろ
だからごめんって
いってるのに
ただ あの二人も
かっこいいなって
そう思っただけなのに
私には タンしかいないのに
でも かっこいいものはかっこいいんだから
しょうがないじゃない？
でも 私が愛してるのは
タンだけ
なのに……
俺のボードどこいった
まったくウンサンのやつ
本当に
油断も隙もないな
あいつ
もっと監視しないと
見張らないと だめだな
ユンソンとヨンか……
まったく
なんであいつら
あんなに
かっこいいんだよっ
男の俺でも
認めるくらい…
いやいや
そうじゃない
そうじゃなかった
もうあれだ
サーフィンして忘れるしかないな
あいつ あそこで見てるし
俺のかっこいい所見せて
おっとこれは
違うやつじゃないか
まったく
俺は
俺を！
ああ
何してるのか
俺は
俺っていうやつは……
ウンサン
俺の心の中が見えるか？
チャ・ウンサン
俺を
あんまり
泣かすなよ
いいな
分かったな
ウンサン……
頭にすぅっと入ってきた
さっきの
フラmusic
あの music
この Hapaの Lei Pikake
レイ ピカケ………
まだ 私 今より若くて
蒼い草原に 寝転んで
ダイアモンドヘッド眺めながら
蒼い空を見て
そして 口ずさんでた
あの music
お腹の上に ノッカッテル
ローカルの子
「ねえ 遊ぼうよ」
「ねえ 遊んでよ」
「そんなとこに寝てないで」
「ねえ」
「ねえってば！」
「んんん…ちょっと待って」
「お姉ちゃんね 見たいの」
「この空」
「東京じゃ なかなか見れられないから」
「東京じゃ なかなか寝転んで 見れないから」
「この 蒼い空」
「この 白い雲」
「この 空気」
「ああ……………」
ばしゃっ
「ちょっと！ 何するのっ！」
「ははは」
「だって 遊んでくれないんだもん」
「着替えないのに びしゃびしゃじゃない」
「はははは」
「ちょっと 待てっ」
「こらっ」
「待てっ」
「そこの クソ坊主！」
追いかける
蒼い草むらの上
ローカルのやんちゃ坊主を
追いかけて
追いかけて
そして
つかまえた
二人 倒れ込み
笑い
転げる………
「もう まったく！」
「乾いてるよ」
「服」
「あれ？ ホントだ」
「乾いてる」
「だって ここ」
「ハワイだもん」
一瞬 錯覚に陥る
ここは？
どこ？
ハワイ？
でも波の音聞こえないし…
空気 硬いし
でも このmusic
どこに…
いる…の……
手が宙をさまよう
寝返りを打つ
目を そろそろと
開けてみる
ここが ハワイでありますように……
ああ やっぱり……
違うのか
でも
楽しかった
あの 夢
あの 夢のようなひとときだった
あの夢
でも それ 幻じゃない
現実
リアル
その現実
これから もっとリアルに
なるのかな
私とタン
これから 結婚して
そして
あの ローカルの
あんな かわいいでもやんちゃ坊主
みたいな 男の子
生まれて
２人 んんん
違う
３人で
生きてくのかな
そんな 未来
あるのかな
私たち
タン……
私を 連れてって
そんな 世界へ
まだ未知の 私たちの世界へ
その 逞しい 腕で
引っ張っていって
私を
その 逞しい 胸で
包んで
私を
そして 私たちの未来を………
all photos by yuki ＆ my husband at Hawaii.
Sorry……
Now I'm in rehabilitation in my mind with many lovely my pictures and music.
So I probably go back to the original in until tonight, will you not wait a little?
I need a little more sleep and clean up my heart, I think...